掲載日:2018年10月11日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/ヤマハ
試乗ライダー/渡辺 学 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.390』に掲載された内容を再編集したものです。
YAMAHA YZ85LW&YZ450FX
ヤマハのモトクロッサーYZシリーズ・2019年モデルの中から、フルモデルチェンジしたYZ85LWとYZ450FXを、超マディ路面のスポーツランドSUGOで渡辺学選手が徹底テストした。
トルクの谷を解消するヤマハ独自の排気バルブ機構YPVSを搭載するためにエンジンを新設計。フロントサスはワンピース構造のアウターチューブを新採用し、フレームとの剛性バランスを見直すなど、2019年モデルのYZ85LWはビッグチェンジが行なわれている。
「これまでのYZ85LWはアクセル開け始めのトルクが弱かったのですが、YPVSのおかげでそれがなくなりました。低回転からの回転上昇がスムーズになり、パワーも徐々に出てきます。ピーキーさはなく、コントロールしやすいエンジン特性になったのが大きな特徴です」と、YPVSで扱いやすさが向上していると渡辺選手はいう。
「フロントサスは硬くないけれど、腰砕けもしません(渡辺選手は体重70kg)。このサスとフレームのバランスがいいので、ハンドリングも安定し、フロントホイールが路面に取られにくく、フラフラ感はありません。だから狙ったラインでのコーナリングも決まるんです。2スト85なので車重も軽く、車体もスリムなので足着き性も良好。だからオフロードビギナーが乗っても楽しめるはずです。
また、扱いやすいといっても高回転まで回せば2ストらしいパワーも出てきます。今日のようなマディ路面でも、パワー負けすることなく走れるので、走破力はフルサイズにも引けをとりません。2019年モデルのYZ85LW はブレーキ性能を強化したり、ポジション調整可能なハンドルクラウンを採用したりと、大人も楽しめるミニモトとして作り込まれたような感じがしますね」
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!