掲載日:2018年09月21日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/ヤマハ
試乗ライダー/渡辺 学 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.390』に掲載された内容を再編集したものです。
アルミ鍛造軽量ピストンを新設計し、吸気側カムプロフィールを最適化。レスポンスがよく、扱いやすいエンジン特性となっている。エンジン懸架ブラケットを最適化し、シリンダー後傾角は6.2°→5.2°に。トラクション性向上に大きく貢献している。
エンジンのパワーアップに合わせて、2018モデルからクラッチ外径を約7%拡大し、大容量化。プッシュレバーのボトム部にニードルベアリングを採用し、高い信頼性と軽い操作性も実現。
ハンドル右側の黒いボタンがセルスターター。キックアームは装着されない。
2019 YZ450Fと共通のフレームをYZ250Fに最適化している。2018モデルとの比較で、タテ、横、ねじれの剛性を平均約15%向上させ、エンジン懸架ブラケットは材質、形状、肉厚、位置などをミリ単位で精査している。その結果「ベストYZ250F」と渡辺選手も高い評価をくだした。
専用アプリケーションをダウンロードしたスマートフォンでエンジンセッティングが行なえる。「スロットル開度」「回転数」のポイントは3×3から4×4に細分化し、狙った回転域できめ細かいセッティングが可能となっている。車体左側サイドカバー内に受信機がある。
ハンドル左側の青いボタンがエンジンマップ切り替えスイッチ。2種類のエンジンマップを選択でき、走行中の切り替えも可能。2種類のエンジンマップは、あらかじめセットされているもののほかに、パワーチューナーで任意にセッティングしたマップをセットできる。扱いやすいエンジン特性を実現しているので、ローンチコントロールは装備していないとのこと。赤いボタンはキルスイッチだ。
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