掲載日:2018年09月21日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/ヤマハ
試乗ライダー/渡辺 学 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.390』に掲載された内容を再編集したものです。
YAMAHA YZ250F & YZ65
ヤマハのモトクロッサーYZシリーズ・2019年モデルの中から、フルモデルチェンジした4ストYZ250Fと新規デビューしたYZ65を、超マディ路面のスポーツランドSUGOで渡辺学選手が徹底テストした。
新設計エンジンを新設計フレームに搭載。オールニューモデルとして登場したヤマハの2019 YZ250Fを、渡辺学選手がテストライド。さっそくインプレッションしてもらった。
「新設計エンジンは低中速トルクが太くなっていて、こんなマディ路面でもトラクション性のよさを感じます。それでいて中回転から高回転まで軽く回るのですが、路面を掻く感じがなく、確実に前に進んでいきます。クラッチ操作も軽いし、レスポンスもいい。セルとバッテリーが搭載された重量増は感じないですね。
それと、エンジンマップを切り替えるモードスイッチにはマディモードがセットされていましたが、エンジンの回転上昇が緩やかになり、パワーもゆっくり立ち上がってきました。一つのギアで使える幅が広くなるので、ギアチェンジせず引っ張って走れるようになります。操作が一つ減るので、マディ路面でのミスも少なくなりますね」
「前後サスは、よく動いているのが伝わってきます。ジャンプ着地の衝撃をしっかり吸収していますが、ギャップ通過時は硬さがありません。全体的にスムーズで、マシン挙動に軽快さを感じます。
フレームは路面状況もあって、剛性の変化は体感できませんでしたが、車体がスリムになったように感じました。このフレームと、エンジン、サスのバランスがよく、全体的にきっちり煮詰めてきたのがわかります。最初は2018モデルにセルを装備しただけかと予想していたのですが、2019モデルはかなり進化していますね。ミスが少なく疲れにくいから、誰にでも乗れます。これまでのYZ250Fで、ベストの1台ですよ!」
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