掲載日:2012年05月09日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/田宮 徹
スウェーデン生まれで、1986年にイタリアのカジバ社、2007年にドイツのBMW社の傘下となったハスクバーナは、オフロードモデルやモタードモデルを得意とするブランド。ラインアップには、レース参戦をも視野に入れた高性能な機種も多いが、このSMR125は公道での使用をメインに考えられた、ストリートユーザーにも親しみやすいモタードモデルだ。
エンジンはヤマハ製で、ボア・ストローク値が52.0×58.6mmと、ややロングストロークに振られた排気量124.45ccの水冷OHC4バルブ単気筒。燃料供給にはキャブレターを使用し、最高出力は15馬力と発表されている。もちろんトランスミッションはマニュアル式で、変速機は6段リターン。高回転域をキープして積極的なギアチェンジを行えば、街中をもキビキビと走れる設定となっている。一方で車体は、17インチ径の前後ホイールサイズをチョイスしたフルサイズ設計。フレームはクロモリ鋼管製のモノビームタイプで、フロントサスペンションにはパイオリ製の倒立フォーク、リアサスペンションにはザックス製のモノショックを使用する。前後サスペンションとも、260mmと多めのストローク量が確保され、公道での快適な乗り心地が追求されている。タイヤサイズは、フロントが110mm幅、リアが140mm幅。ブレーキは前後ともブレンボ製のディスク式だ。
当初はSMS4の名称が与えられ、日本では10年夏に発売開始。12年型では、SMR125と呼び名が変更され、細部の熟成やカラーリングの刷新も施されている。まだまだ中古車の流通量は皆無に近く、入手するなら新車というのが現実的だが、新車の価格設定もヨーロピアンモデルとしては低め(49万8,000円)。普段の足としても、ちょっとしたお遊びアイテムとしてもお薦めなモデルだ。
カワサキ伝統のスチール製ペリメターフレームに、最高出力10.2馬力の124cc空冷単気筒F.I.エンジンを搭載。フルサイズより小径の前後14インチホイールを履く。
15馬力の124.7cc水冷単気筒エンジンを、クロモリ鋼管製のトラスフレームに搭載。モタードというよりはネイキッドに近い、前後17インチ径ホイールモデルだ。
マニュアルクラッチの99cc空冷単気筒エンジンを、前後12インチホイールを履く小さな車体に搭載。ミニモタードとして人気だったが、すでに生産は中止されている。
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