AXCR2014 レポート 最終回 2015年大会はMOTO部門初の本格山岳コース!

掲載日:2015年07月13日 エクストリームラリー    

取材協力/アジアクロスカントリーラリー日本事務局  取材・文/宮崎 大吾

Asia Cross Country Rally 2014 Special Report

■大会名称
第19回 アジアクロスカントリーラリー2014
■開催期間
2014年8月9日(タイ パタヤ)~15日(カンボジア プノンペン)
■公認
国際モーターサイクリズム連盟(FIM)、国際自動車連盟(FIA)、タイ王室自動車連盟(RAAT)
■主催
オルティブタイランド、R1ジャパン
■協力
タイ国政府観光庁、パタヤ市、サケオ市、カンボジア政府
■お問い合わせ(電話)
アジアクロスカントリーラリー日本事務局(03-5911-3844)

2015年大会はタイ・チェンマイを基点とした山岳路をステージとし、トータル2,500kmのコースとなるアジアクロスカントリーラリー。いよいよエントリーが締め切られ、参加ライダーたちは走行車両やスペアパーツなどの輸送や、本番に向けた準備をおこなう段階だ。MOTO部門初となる山岳路は、いったいどんなコースなのだろうか? AXCR2014レポート最終回は、まだ誰も知らない道を少しだけご紹介しましょう。

2015年大会のステージは山岳路!
よりいっそう冒険心を掻き立てるシーンが待っている!

アジアクロスカントリーラリーはついに20周年を迎え、ドラマチックな舞台が用意された。なにしろMOTO部門ができてから初めて山岳部を走るラリーとなるのだ。

特にDAY1とDAY2はタイの中でも「秘境中の秘境」と言われるエリア。首長族や、多くの山岳少数民族の村を通過するという。まさにラリーでしか通らない、アジアの秘境のなかで大会が行なわれるのだ。

コースは大会前半が標高が高い山岳地域なので、キャブレター仕様のマシンはセッティングがキモになるかもしれない。後半は標高が下がり、スピードが上がっていくことが予想される。

「トップを狙うには、前半の3日間が勝負!!」と主催者は話す。

さらに、昨年もライダーを感動させた大声援必至の地域や、スコータイ遺跡を通過するルートが予定されているというから楽しみだ。

昨年は特別な許可を得てカンボジアのアンコールワット遺跡内をリエゾンとして走ることができたが、今年も3日目ゴール地点に世界遺産のスコータイ遺跡が選ばれた。世界中の観光客で賑わうなか、冒険を経てたどり着いたラリーマシンが走る世界は、このラリーでしか味わえない。

【2015年大会概要】
■大会名称
第20回 記念大会 FEDERAL-VESSEL アジアクロスカントリーラリー2015
■公認
国際自動車連盟 〔International Automobile Federation (FIA)〕
国際モーターサイクリズム連盟 〔International Motorcyclism Federation (FIM)〕
タイ王室自動車連盟 〔Royal Automobile Association of Thailand (RAAT)〕
タイモーターサイクル協会 〔Federation of Motorcycle Sports Thailand (FMSCT)〕
■主催
オルティブタイランド、R1ジャパン
■協力
タイ国政府観光庁、チェンマイ市
■冠協賛
フェデラルコーポレーション、株式会社ベッセル
■協賛
古河電池株式会社、中央自動車大学校、PROPAK、GARMIN
■日程
2015年8月9日~14日 ※車検、セレモニースタートは8日
■総距離
約2,000km

2015年大会は、タイ北部の古都、チェンマイをスタート&フィニッシュ地点とするループコースを設定している。昨年は晴天で水量の少なかった川渡りセクションだが、今年はどうなるのか…!?

昨年のカンボジアでも年期の入った橋を渡ったが…今年もスリリングなシチュエーションがチラホラと。

山岳路のほんの一部をキャッチ!

気になる航続距離は、LEG1=440km、LEG2=500km、LEG3=400km、LEG4=380km、LEG5=470km、LEG6=310km、トータル(リエゾン・SS合計)=2,500km、SS合計=1,060kmという、昨年度大会を越える長丁場だ。

ライダーはナビゲーション能力、山岳走破能力、体力、気力、マシン整備力と、マシンを壊さない走り方など、様々な要素が求められる。

Facebook公式ページの大会参加者ロビーに寄せられた、2015年大会ルートの写真。まさに山岳路のイメージどおりのテクニカルなマウンテンコースであることが予想される。2輪、4輪ともに慎重かつクレバーな走りが必須だ!

アジアクロスカントリーラリー2015 ルートマップ

アジアクロスカントリーラリー2015 スケジュール

8月8日(土)
公式車検、ブリーフィング、Super-SS、セレモニースタート
8月9日(日)
LEG-1 チェンマイ→メーホンソン
8月10日(月)
LEG-2 メーホンソン→メーソット
8月11日(火)
LEG-3 メーソット→スコータイ
8月12日(水)
LEG-4 スコータイ→プレ
8月13日(木)
LEG-5 プレ→プレ
8月14日(金)
LEG-6 プレ→チェンマイ/表彰パーティ(オフィシャルホテル)

日本人ライダーを強力バックアップする2人

アジアクロスカントリーラリー日本事務局(R1ジャパン)代表の笹忠之氏(写真左)と、今年で3年目となる日本人2輪サポートを務めるハスクバーナ東名横浜代表の大崎徹氏(写真右)のコンビネーションは今年も強力だ。笹氏の積極的な運営と尽力により、2輪ライダーは安心してアジアの大自然を満喫することができる。

大崎氏は「アジアクロスカントリーラリーは、現代の日本人男性が失いつつある野生を取り戻せる魅力的な大会。それでいて宿泊施設がしっかりしていて、現地の食事などを楽しめるリゾート的な要素もあるので、ラリー初心者の方にもオススメできるんです」と話す。

国際ラリーデビューに最適なアジアクロスカントリーラリーにチャレンジ出来るのは年1回! 2015年大会の申し込みは締め切られているが、いまから少しずつ準備を進めて、是非次回大会に挑んで欲しい。

第20回 アジアクロスカントリーラリー2015
開催期間 2015年8月8日~14日  最新情報はコチラをチェック!>>

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