第3回 カワサキW650キャストホイール化【若干の誤算が発生編】

掲載日:2015年11月13日 週刊メンテナンス講座    

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※この記事はモトメンテナンス103号に掲載された内容を再編集したものです

カワサキW650キャストホイール化の画像

キャストホイールのお色直しをスタート
がしかし、まさかの誤算が発生

カワサキW650キャストホイール化の画像

ネットオークションで購入したホイールは、フロントがZ400LTD、リアがZ400J用のもの。Z400Jも後期の方はチューブレスホイールらしいですが、逆車の絶版車のホイールのみで程度が良くて安くてうんぬんかんぬん…はいつまでたっても見つからないので、このセットで行くことにします。

半ば見切り発車的に始めたキャストホイール化を進めるため、購入した中古ホイールのお色直し。ペイント前の下準備としてまずはブラストを行ないました。しかし、今回の作業で、チューブレス化のためのキャストホイール化!! という当初の目論見が外れ、若干の誤算が生じたことをまずお伝えしておきます…。

チューブ用、チューブレス用のキャストホイールの違いは、タイヤエア圧が極端に低下した時にビードが落ちるのを防ぐバンプがリム部にあるか否かであります。タイヤを外した際に発覚したのですが、僕が購入したホイールは前後共にチューブ用で、フロントにはバンプが無く、リアにはバンプがありました。チューブからチューブレスへの過渡期となった80年代前半のキャストホイールには、ビード脱落防止のバンプがありながら、チューブ専用とされているホイールが多いですが、リアはこのタイプになるようです。

カワサキW650キャストホイール化の画像

特にフロントはチェーンオイルの油分供給? が無い分、腐食しがち。購入したものもフロントは白い腐食に覆われてました。

カワサキW650キャストホイール化の画像

リアもチューブタイプでした。でも、リム内側にバンプがあるので、バルブを交換してチューブレス化できるものと思われます。

カワサキW650キャストホイール化の画像

フロントリム内側にはバンプが見られません。完全なチューブタイヤ設計です。一応チューブレスタイヤを組付けてエア漏れチェックをしてみますが、チューブを入れる方向で考えています。

カワサキW650キャストホイール化の画像

ブラストは新鋭旧車ショップのローカス819さんに依頼しました。スプロケットの取付け座やベアリングの圧入部に砂が当たって痩せないように布ガムテでマスキング。

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