ユーザー車検

【CHAPTER 3-1】本番前に検査場を細かくチェック

掲載日:2010年01月21日 ユーザー車検    

CHAPTER 3:いよいよユーザー車検にチャレンジ
本番前に検査場を細かくチェック

日頃のメンテと同じように整備を終えたら、実際の車検に向けた準備の開始だ。その第一ステップとして、まずは検査日時を決める予約を行う。ちなみに継続検査の場合、全国どこの検査場でも検査を受けることができる。また、車検が残っていても切れた状態でも、ナンバープレートを登録してある車両の検査を受ける場合は継続検査となる。

住所地により、自分のナンバーを管轄する検査登録事務所より隣接する検査場の方が近い例もあるが、そんなときは迷わず近い方を選べば良い。実践レポートを行う編集長田口と栗田も、今回の検査場管轄のナンバーではないが、編集部から近いという理由で神奈川県横浜市にある神奈川陸運支局で受験した。

検査を受ける際には予約が必要で、検査場ごとに設置された予約専用電話で行う。これは“アンサーシステム”と呼ばれる自動応答システムで、プッシュホンのダイヤルを押して希望日時と午前午後の別、持ち込む台数などを入力する。これらの情報を入力して、希望の日時が予約できると、5桁の予約番号が伝えられる。この番号は検査当日の窓口での申し込み時に必要になるから、必ずメモを取っておこう。なお検査の予約受付は受験日の1週間前から行われており「何月何日以降の予約が可能です」と教えてくれる。無事に予約が完了したら、車検証と自動車税の納税証明書を準備して検査当日を待つだけである。

さていよいよ検査当日、時間にはなるべく余裕を持って検査場に出かけよう。予約してあるからといって、いきなり検査を行なうわけではない。事前に受験に必要な書類を記入したり、税金の払い込みが必要なのだ。書類の詳細は次ページで解説するが、それらの事務的雑事に追われうことを見越し、さらに検査場の雰囲気を実感するためにも、数時間のマージンを取っておいた方が良いだろう。

実は田口も栗田も車検を切らしており、堂々トランポに積まれての入場。車検用に仮ナンバーを取得して、自走してきても良い。

実は田口も栗田も車検を切らしており、堂々トランポに積まれての入場。車検用に仮ナンバーを取得して、自走してきても良い。

ライトブースターをセットして光量的には自信があるが、何となく光軸に納得がいかない様子の田口。車検場の壁にライトを当てて、最後の光軸調整?

ライトブースターをセットして光量的には自信があるが、何となく光軸に納得がいかない様子の田口。車検場の壁にライトを当てて、最後の光軸調整?

車検場(検査場)には必ず全体の見取り図となる構内案内板が設置され、さらに目的に応じてどのような順序で建物を行き来すれば良いのかという案内板が掲示されている。まずはこの板をゆっくり眺めて、全体図をイメージしよう。

車検場(検査場)には必ず全体の見取り図となる構内案内板が設置され、さらに目的に応じてどのような順序で建物を行き来すれば良いのかという案内板が掲示されている。まずはこの板をゆっくり眺めて、全体図をイメージしよう。

整備は十分と思いつつ、ついつい不安で工具を持ち込んでみた。自走の場合、最低でもパーツクリーナーとウエスは持っていこう。

整備は十分と思いつつ、ついつい不安で工具を持ち込んでみた。自走の場合、最低でもパーツクリーナーとウエスは持っていこう。

田口と同様に、光軸調整が不安な栗田。サスをいじって車高が変わったので、前回検査をパスした高さで良いのかどうか……。

田口と同様に、光軸調整が不安な栗田。サスをいじって車高が変わったので、前回検査をパスした高さで良いのかどうか……。

検査受付時間はお役所らしくきっかり決まっている。予約は午前か午後で取るが、終了時間の1時間前までには入場しておきたい。

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