
掲載日:2010年01月13日 ユーザー車検
旧車・絶版車のユーザー車検でもう一つ問題になるポイントがヘッドライトの光量不足だ。30年も前のオートバイ、しかも現代のようにハロゲンバルブを使用していないシールドビームとなると大した明るさを得られず、ヘッドライドの光量不足で不合格になるケースは多々ある。ならばヘッドライトを交換すれば…と考えるかもしれないが、実はライト配線を高効率仕様にすることで、光量が一気に増大する。今回は東京都世田谷区のプラスアルファ(TEL:03-3707-6688)から発売されているヘッドライトブースターを使用して、ハーネスチューニングを行った。これならばシールドビームでノーマルには無い明るさを確保することが可能だ。
電装系のモディファイや修理を実践する際には、まず最初にバッテリーターミナルの取り外しから行う。この取り外しの際は、-端子から取り外し、復元時は+端子から行うのがセオリー。
スタンレー技研のヘッドライトは懐かしのシールドビーム。ワット数は50W/40Wだが実際にはそんなに明るくない。10年ほど前に新品と交換したが、古くなるとレンズが黄ばんでしまう。
まずはハーネスの端子を抜き取り、ヘッドライトケースの穴にハーネスを通す。ハーネスカバーが黒色なのは旧車用パーツの基本です。マニアックなこだわりを持つプラスアルファに脱帽。
ハーネスの端子を再び接続し、バッテリーからのリード線の取り回しを行う。トラブル時に各機器に不具合が及ばないように、ブレードヒューズが組み込まれている。
以前市販されていたブースターキットのリレーは大型でヘッドライトケース内には収められなかったが、このキットのリレーは小型でリレー本体の交換もワンタッチ。これはウレシイ!!
CB750FOUR(K0)のヘッドライトケース内はスペース的に余裕があるが、それにしてもリレー本体が小型なのは嬉しい。ハーネス&リレーをケース内に簡単に収めることかてきる。
純正ハーネスのヘッドライトカプラーをキットのカプラーと接続する。つまリこのキットを利用すると純正カプラーの電源は信号線になり、ヘッドライト電源はバッテリー直結となる。
カプラーが抜けてしまうとヘッドライトが点灯しなくなってしまうので、カプラー同士の接続部分はビニールテープで固定する。ぺト付かない自己誘着テープの利用がお勧め。
ガソリンタンクを取り外して、ハーネスの取り回しを確実にする。キットのハーネスが遊んでしまうときは、純正ハーネスにタイラップで固定すると良い。やっぱり黒色カバーはウレシイ!!
サイドカバー内にハーネスを一度取り回し、ヒューズのレイアウトを決めてから+端子/-端子をバッテリーに接続する。キットの端子の接続は純正ハーネスと共締めになる。
ブースターキットを取り付ける前のヘッドライトの明るさ。故意に暗い写真を選んだ訳ではありません。レンズカットがよく見えてしまうほど暗いシールドビーム。
信じられないが、本当に明るくなった。カメラの絞りもほぼ同じ。バックの明るさからも理解できるはずだ。カメラの覗き位置も三脚決めなのでほぼ同一。シールドビームでこの明るさだ!!
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!