ユーザー車検

【CHAPTER 1-6】電気・保安装置点検編

掲載日:2009年11月11日 ユーザー車検    

CHAPTER 1:車検前の事前点検
電気・保安装置点検編

定期点検の最終項目は電気系だ。ここでは1.バッテリー、2.電気配線、3.スイッチ類をチェックする。検査の際には、テスターによるヘッドライトテストを初め、前後ブレーキランプやウインカーなど、ひととおり燈火類の点検を行うので、バッテリーのメンテナンスはしっかり行っておこう。

MFタイプでは問題にならないが、一般型バッテリーを搭載しているバイクでは、ブリーザーチューブが確実に接続されていることを確認する。このチューブはバッテリー内部から蒸発したバッテリー液を排出するもので、車体に掛かると腐食してしまうのだ。ヘッドライトの光軸は、10m先に照射した時に、ヘッドライトの取り付け高さの1/5下向きまでを照らすように調整する。

ターミナル部分が白い腐食物で覆われている時には、ぬるま湯を注いだ後にナイロンたわしでこすると、きれいに除去できる。その後グリスを薄く塗っておく。

ターミナル部分が白い腐食物で覆われている時には、ぬるま湯を注いだ後にナイロンたわしでこすると、きれいに除去できる。その後グリスを薄く塗っておく。

バッテリーをケースに収納する際には、排気チューブを確実に接続する。途中で折れ曲がると、内圧によって差し込み部分から抜けるので、車体下部までまっすぐ通す。

バッテリーをケースに収納する際には、排気チューブを確実に接続する。途中で折れ曲がると、内圧によって差し込み部分から抜けるので、車体下部までまっすぐ通す。

バッテリーを点検する際は面倒でも取り出した方が良い。端子を外す際にはマイナスが先という大前提を厳守し、液面が低い時はアッパーレベルに揃える。

バッテリーを点検する際は面倒でも取り出した方が良い。端子を外す際にはマイナスが先という大前提を厳守し、液面が低い時はアッパーレベルに揃える。

カウルやヘッドライト着脱により、光軸は上下方向には狂いやすいが、左右にはずれにくい。だから左右調整スクリューはなるべく触れない方が無難。

カウルやヘッドライト着脱により、光軸は上下方向には狂いやすいが、左右にはずれにくい。だから左右調整スクリューはなるべく触れない方が無難。

上下方向の調整スクリューは、ヘッドライトボディ下側にある。丸目-灯のバイクなら、ライトケースを押さえつけて調整することもできる。

上下方向の調整スクリューは、ヘッドライトボディ下側にある。丸目-灯のバイクなら、ライトケースを押さえつけて調整することもできる。

ウインカーやテールライトなど、レンズとボディ間にパッキンが入るタイプは、シール性を確認。すっかり硬化して、ケース内に浸水することもある。

ウインカーやテールライトなど、レンズとボディ間にパッキンが入るタイプは、シール性を確認。すっかり硬化して、ケース内に浸水することもある。

テールランプやブレーキランプは、普段自分が乗っている時には見えないもの。検査場に持っていく前に、前後ブレーキを操作して、点灯を確認する

テールランプやブレーキランプは、普段自分が乗っている時には見えないもの。検査場に持っていく前に、前後ブレーキを操作して、点灯を確認する

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