軽二輪枠=250ccモデルまでの書類再発行は経験豊富なプロに任せて吉報を待とう!!

掲載日:2018年07月31日 メンテナンス    

取材協力/ギャングパーツ 文/田口勝己 写真/モトメンテナンス編集部
記事提供/モトメンテナンス編集部

勘違いしてはいけない「車検付きバイク」の書類再発行に関する、決まりごと。

大阪和泉市のギャングパーツは、独自のカスタム路線で唯一無二の個性を主張するカスタムバイクショップだ。そんなショップとしての営業以外に「書類起し=登録書類の再発行」に関する業務も積極的に展開している。原付や原付2種のみならず、126~250cc未満の軽二輪枠に関しては、数多くの書類を起した実績を持っている。

一方、車検制度がある小型二輪(自動二輪)クラスに関しても、法的手続きのルールに則り、これまでに何台もの書類紛失バイクをストリートへカムバックさせている。この「小型二輪の書類起し」は想像以上にハードルが高い。一部では、海外に輸出→再輸入で新規通関証明を取得!? といった抜け道もあるようだが、同ショップでは、正面から正攻法で書類起しに取り組んでいる。

これまでのノウハウに照らし合わせ、書類起しが可能だと判断できた車両のみショップへ持ち込んで頂き、本手続きを請け負うそうだ。手続き費用は15万円~で、整備内容によっては25万円になった例もあるそうだ。

マニュアルに従いすべての書類を準備してからギャングパーツに発送。数日後には再発行された書類「軽自動車届出済証返納済み確認書」が郵送されてきた。

書類の再発行に成功したので、早速、該当モデルに当たるヤマハTT250Rレイド(型式4WA)のパーツリストをゲット。ノーマル車か確認してみた。

軽二輪=250ccモデル枠の書類再発行は比較的容易だ

今回、ギャングパーツに相談したのは軽二輪枠のヤマハレイド。250ccモデルは登録時に書類のみあればOKだが、それは紛失書類の再発行手続き時でも同様である。ギャングパーツWEBで書類起しに関するマニュアルを読み、軽二輪枠用の提出書類をダウンロード&プリントして必要事項を書き込む。さらにフレーム打刻とエンジン打刻の石刷りを添付し、現車の3面写真を添えて費用とともに現金書留で郵送(手続き費用は税込3万円)。書類に不備がなければ数日後には書類が再発行され、依頼者の元へ郵送されてくるはずだ。

ただし重要なことがひとつある。それは当該車両が「盗難車」だったり「不正打刻車」ではないことだ。これら車両では、書類起し&再発行はできない。出所が不明な車両の場合は、手続きに入る事前に所有車自身の足で、盗難届が出ていないか? 当局(最寄りの警察署)に確認相談してみよう。

ペイント用マスキングテープが「石刷」取りには最適だ。ステアリングヘッドパイプの打刻とクランクケースのエキパイ下にある打刻があった。

打刻に合わせてマスキングテープを貼り、その上から鉛筆を寝かせて擦って石刷を取る。マスキングテープならズレないので作業性が良い。

機種によってエンジン打刻の位置はまったく異なるので、作業前に場所を特定しておこう。油っぽいときにはパーツクリーナーでしっかり脱脂しよう。

WEBから申請書類をダウンロード。プリントしてから石刷を貼り、必要事項を書き込んでいく。すべてを書き込んだらその他の書類(写真)を準備しよう。

バイクの3面写真(正面/左正横/右正横=プリンター出力でも可)と書類に書き込むデータを準備する。数値データはサービスマニュアルからの抜粋が良い。

型式や車寸は該当モデルのカタログやサービスマニュアルがあれば一番だが、インターネットで信頼できるデータを見つけて、書き込んでも良い。

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