掲載日:2018年05月21日 メンテナンス
取材協力/榮技研 写真・文/モトメンテナンス編集部 記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事は『モトメンテナンス vol.130』に掲載された内容を再編集したものです
マスコットスクリーンには走行中のハネ石や虫が潰れて付着することが多々あるため、何気なくウエスで拭き取ってしまうことがあるが、この拭き取り時のウエスの繊維で、部品表面に小さなスクラッチキズを付けてしまうことが多い。
そんなキズ消しに効果的なのが「花咲かGワックス」である。塗装表面に付いた細かなキズやスクラッチキズを除去するには最適な商品だ。また、くすんだ輝きになってしまったクロームメッキ処理も、このワックスで磨き込めば輝きを取り戻すことができる。
スクラッチキズばかりではなく、コケてしまったことで擦れたスクリーンキズに関しても、手順を追うことで驚きの輝きを取り戻すことができる。
ここでは耐水ペーパーによる磨き込みで徐々に深い傷を浅くし、仕上げ磨きで花咲かGワックスを利用した実例を解説するが、ご覧の通りキズは完全に消え、花咲かGワックスの効果で驚くほどの輝きを取り戻している。
ペイント部品の擦り傷を消したり、キズを目立たなくするための磨きケミカルとしても利用できるのが花咲かGワックスの特徴だ。利用後の塗膜はピカピカ、ツルツルになる。花咲かGワックスは220gのチューブ入りで税抜き2,800円。この素晴らしい感覚を多くのサンデーメカニックに体感してほしい!!
立ちゴケによって擦れてしまったスモークスクリーンの擦りキズ。ここまで深いキズでも耐水ペーパー+スポンジブロックで徐々に番手を細かく磨いて行けば、キズ消しは十分可能だ。
「アッパレフシギ!」な商品がこれ。一本あれば様々な磨き込みの仕上げに使える。商品名通りにワックス成分が含まれるため、仕上げ用としても最適で使い勝手が良好!!
粗目の耐水ペーパーで深いキズを付けてしまうと後々仕上げが大変になるので、まずは細かいペーパーを選んで霧吹きで水を吹付けて作業開始。今回は400番から開始した。
最終的には1500番のペーパーを使い、1200番で擦ったときのキズを消していく。そして登場するのがバフレックスのグリーン。2000番の擦り目を消すことができる優れもの研磨紙だ。
ドライ仕様のパフレックス・グリーンで、スクリーンの表側全面を磨き込んだ。クリアではなく完全な曇り状況だが、あとは花咲かGワックスに託せばよい。バフレックスにはウエット仕様もある。
花咲かGワックスを磨く箇所に薄く塗りつけ、エアーポリッシャーにウールバフを取り付けて磨き込む。仕上げにスポンジバフを使ったが、こちらの方が輝いた。
コンプレッサーを所有しているのなら小型サイズのエアーポリッシャーが欲しいところ。異なった粒度のコンパウンドやワックスを同じパフで磨くときには、その都度、中性洗剤とタワシで洗浄ブローしよう。
蛍光灯の映り込みからもわかるように、擦り傷だった部分がポリッシングによっていい感じに仕上がった。深いキズが無くても定期的な磨き込みでスクリーンは輝きを増す!!
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