掲載日:2017年06月10日 メンテナンス
取材協力/エーゼット DAYTONA 写真・文/モトメンテナンス編集部
スクーターの無段階変速は、スタート時から速度に乗るまで常に高回転が維持されるので、オイル交換もサイクルを早めておくことがお勧めだ。アドレスV125SSの場合、オイル量は950mlなので、1リッター缶1本で足りる。オイルフィルターも装備されているので、こちらもしっかり交換しておきたい。適切なオイル交換サイクルを守ることがエンジン寿命を長くすることに直結するのである。
デイトナ製オイルフィルターは、純正以上のろ過性能を有し、エンジン内の汚れを効果的にキャッチする。価格は税抜820円。オイル交換2回に1回のサイクルで交換しよう。
オイル&フィルター交換に際してカウル類を外す必要は無いが、撮影の都合上、手順を分かりやすくするため駆動系カバーを外した。実際はそのままできるのでご安心を!!
V125SSのオイルドレンは車体左側、フィルターケースの下に位置している。メガネレンチではアクセスできないので、ソケットレンチを利用しよう。廃油受けを用意しておく。
オイルフィルターも同時交換するので、カバーの蓋を外す。オイルのみ交換時は蓋に付いているドレンを抜けば、フィルターケース内の古いオイルを抜くことができる。
リアブレーキワイヤーを避けつつ、フィルターケースのカバーを外す。出てくるオイルは少量だ。カバーにはOリングが付いており、これがエンジン側に残ることがあるので注意。
オイルフィルターには組み付け向きがあるので注意しよう。エンジン側には指先ほどの小さなOリングが入るのだが、これがエンジンにくっついていることがあるので確認しよう。
フィルター交換時はカバーのOリングも同時に交換するのが望ましい。純正新品部品を用意しておこう。Oリングにはグリスか新しいエンジンオイルを少量塗布しておくと良い。
フィルターケース内のOリングの付け忘れに注意しよう。オイル通路にセットしたら向きに注意してフィルターを組み付け、カバーのマウントボルトを均等に締め付ける。
エンジンオイルは高性能化学合成油でありながらリーズナブルな価格を実現したエーゼットのバイク専用オイルを使用した。オイルを入れやすいボトル形状だ。
オイル量の確認はディップスティックでおこなうが、この時は。センタースタンドの状態で確認する。規定量に合わせたらしばらくエンジンアイドリングさせた後に再度オイルレベルを確認しよう。
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