掲載日:2018年10月26日 メンテナンス
文/丸山淳大 写真/モトメンテナンス編集部
記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事はモトメンテナンス増刊「バイクメンテビギナーズ」に掲載された内容を再編集したものです。
復活を果たしたジョルノのエンジンは本当に静かだった。エンジン回転が上がった時の排気音と煙は今の原付に慣れた人から見ればデンジャラス&バイオレンスかもしれないが、当時を知るおじさんから見れば、まったく普通である。エンジンが暖まるまでオートチョークが効いているのでもっさりしたレスポンスだが、暖気が済むと本当によく走る!! 鋭い吹け上りは2ストロークエンジンならではだ。
もっと手間をかけるなら外装を塗っても良かったかもしれないが、塗料代もかかるのでとりあえずの磨きのみで仕上げた。外装に大きく割れなどが無かったのは幸いだった。
フロントホイールを塗りなおしたので結構綺麗に見える。本当はボトムリンクのところにカバーが付くのだが、とりあえずは無くてもいいか!? 激安ブレーキシューは普通に効くし鳴かなかったです。
ぐんぐん加速していってあっという間にスピードメーターの針が上昇していく。小径タイヤ&短いホイールベースの不安定感にこの加速が2スト原付スクーターならではのスリル感だろう。駆動系の部品が新品なので100kmくらいは全開加速を避けたいが、それでも一般道で車の流れには充分乗れそうだ。
駆動系の整備の際に外したキックペダルも錆が酷かったのでホイールを塗ったスプレーの余りで適当に塗った。これまた適当に塗ったフレームとスタンドが良い感じ!?ギアオイルも交換した。
ボンスターでひと皮むいたPPカウルは見違えるように綺麗になった。PPは塗装も難しいので磨いて綺麗になるならそれに越したことはない。こちらも白ボケの劣化のみで割れが無くて助かった。
小回りが効いてキビキビ走る。2スト原付スクーターは本当に良い乗り物だと再確認した。今回、復活までに費やした金額はすべて含めて2万843円だった。さらに走るには自賠責保険代が必要になる。
マフラーは耐熱で塗ったので、非常に美しく見える。走った感じは詰まりなども感じられない。もし、性能低下が感じられるなら同等の新品が2,000円程度で販売されている。塗るより買った方が安かったかも!?
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