掲載日:2018年12月07日 メンテナンス
文/丸山淳大 写真・記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事はモトメンテナンス増刊「バイクメンテビギナーズ」に掲載された内容を再編集したものです。
バイクの車軸となるアクスルのナットは緩み防止のためにロックナットか、割りピンによって回り止め措置される構造となっている。この割りピンは必ず上から下へ通す方向に通すのがお約束だ。万が一折り曲げた部分が折れたり曲がって抜ける状態になったとしても、上から下に通しておけば抜ける可能性が低くなる。逆に組み付けるとすぐ抜けてしまうぞ!!
組み付け時は割りピンを上から下の方向に通した後、根元まで入っていなければプラハンで頭を叩き、足をニッパーで軽く折り曲げた後、さらにプラハンで叩けばシャフトの形状に沿ってきっちり割りピンの足が広がって簡単には抜けない状態になる。
割りピンを抜く際は、まずニッパーで広がった足の部分をまっすぐに伸ばす。それだけでは抜けないので、頭の部分をニッパーで挟んで、ニッパーの先端を支点に柄の部分を上に持ち上げてテコの原理を使うと、簡単に抜くことができる。
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