掲載日:2018年11月16日 メンテナンス
文/丸山淳大 写真・記事提供/モトメンテナンス編集部
※この記事はモトメンテナンス増刊「バイクメンテビギナーズ」に掲載された内容を再編集したものです。
バイクや車は一般的にバッテリーを搭載しており、電装品や点火の電力をまかなっている。それら電力供給を行うプラス線を辿っていくとホーンにしろヘッドライトにしろ、ウインカーにしろ、点火火花にしろすべてバッテリーのプラスに繋がることになる。
一方、マイナス線はというと、バイクのボディを通してバッテリーマイナスへと通じている。このように車体をマイナスの電気の通り道として使用することを“ボディアース”という。もし、バッテリーのプラス端子を外すための工具がマイナスの電気の通り道であるフレームに触れてしまうと、バッテリーの電気が工具を通じてプラスとマイナスがショートしてしまうのだ。
だから、バッテリーを外すときは必ずマイナス端子から外し、付ける時は逆にプラス端子から組み付けるのがメンテのお約束なのだ!!
12Vの電球のプラス端子にバッテリーからのプラスリード線をつなげば、あとは電球のマイナス端子(金具の側面部分)のどこかが車体(塗装面以外)に触れていれば、電気が流れて電球は点灯する。
バッテリー端子のナットの下に切ったビニールチューブを入れておくと、端子ボルトが届きやすくなる。とくにバッテリー端子に電装アクセサリーの電源を共締めにしまくっている場合に超有効だ。
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