掲載日:2016年04月08日 メンテナンス
記事提供/モトメンテナンス編集部(Facebookページ) 取材協力/ストレート
メガネレンチ側は差込部外周がスリムな仕上がりで、グリップに対して15°オフセットすることでフラットな面に取り付けられたボルトも回しやすい。レンチ表面の仕上げはマット調で、オイル汚れも拭き取りやすい。
ボルトやナットの早回し作業に関して、ソケットレンチやT形レンチと並んで愛用者が多いのがラチェットメガネレンチである。回転方向の切り替え方法や用途(本締め可能か早回し用か)などでいくつかのパターンに分けられるが、この製品は本体の裏表で締めと緩めを変え、本締めと一発目の緩めはメガネ側で行う仕様。ラチェットのギア数は72歯で送り角5°なので狭い場所でもボルトやナットを回すことができ、サイズによって色が異なるリングが手前側にあれば、締め付け作業で使用できる。フレックスヘッドは90°まで倒れるので、ドライバーのように軸部を回して行う早回し作業にも対応できる。付属のレンチホルダーは5本のレンチをコンパクトに整頓するのに優れている。
しっかりとした作りのレンチホルダーは工具箱でも車載工具としても使い勝手が良い。サイズ表記部分は、ラチェット部分のリングと色を合わせてある。
ラチェット部分はグリップに対してきっちり90°まで折れ曲がる。締め作業ではカラーリングが手前に見え、裏返した緩め作業ではリング部分の配色はない。
本締めはメガネ側でというのが基本だが、M6クラスで真っ当な締め付けトルクなら最初から最後までラチェットレンチだけで作業できる。スピーディな作業に適したレンチである。
ストレート会員価格 5,500円(税込)
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