掲載日:2008年07月17日 バイク用品インプレッション
積載能力の少ないバイクにとって、リアボックスは重要なアイテムだ。バイクをビジネスシーンや通勤・通学で使用するなら、容量が大きくて雨にも強いリアボックスは、これ以上ないほど強い味方だと言えるだろう。しかし、リアボックスにも弱点がある。取り外しこそできるものの、ボックスのまま持ち運ぶのには向いていないことだ。中から荷物を出さずに持ち運びたくても、ボックスは持ち難いし、重量もある。ここに目をつけて、さらにリアボックスを便利にしたのが、今回紹介する「ストークエア バイクキャリー」だ。
ストークエアバイクキャリーは、例えるならばスーツケースをリアボックスにしたようなもの。取り外しできるボックスには移動用のキャスターと伸縮式のハンドルが取り付けられている。目的地についたらバイクからリアボックスを取り外し、スーツケース同様転がして歩くことができるのだ。ボックス本体もバイク向けというより、オフィス街などでも違和感のないデザインとカラーを採用。内側も布張りとなっており、高級感のある仕上がりが特徴だ。また、内装とシェルの間には緩衝材が入っているため、中に入っている荷物を傷つけにくくなっている。取り付けは基本的には汎用ベースをキャリアに取り付けて行うが、別売りの専用マルチキャリアを使用すれば、タンデムシート上にケースを取り付けることも可能。この場合、4点ベルトでベースとなるキャリアを取り付けるため、スポーツバイクなどにも取り付けすることが可能だ。今回はバイクを置いて都内のオフィス街から地下鉄と移動してみたが、キャスター付きのボックスは確かに便利。例えば、泊りがけのツーリングで重い荷物を毎回パッキングするよりも、手軽に引いて歩けるボックスを使う方が手間がかからない。バイク積載をより効率的にする手段の一つとして、ストークエア バイクキャリーは「使える」選択肢だ。
ストークエア バイクキャリーを取り付けるためには、ベース部分をバイクに取り付ける必要がある。キャリアが無いバイクも専用のマルチキャリアを使えば、簡単かつ確実なベース装着が可能だ。
クッション材に囲まれたリアボックスの内容量は35リットル。XLサイズのフルフェイスヘルメットを入れてもまだ余裕があるほど。ツーリングの荷物が多少多くても、気にせずに収納できる。
取り外して伸縮式のハンドルをのばせば、リアボックスからスーツケースに早変わり。実際に引いてみたが安定性も十分で、快適に荷物を運べる。カラー設定もガンメタ、シルバーとシックな色合いだ。
旅行で使われるスーツケースと同等のクオリティをもち、伸縮可能なハンドルとキャスターを備えたリアボックス。内装はクッション入りとなっており、内容物を傷つけにくい構造になっている。
メーカー名/ストークエア
価格/本体30,450円 マルチキャリア 12,600円
問合せ先/プロト
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