掲載日:2008年05月15日 バイク用品インプレッション
バイクを楽しむ上でカスタムは重要な要素。さまざまなパーツを使って、市販車両を自分だけの1台に仕上げるのは、ライダーにとって何よりの楽しみだ。そうやってアフターパーツを取り付けていくうちに、ふと「もっと自分仕様にできないだろうか」という誘惑が訪れるのだが、実際は手間やかかるコストを考えると、なかなか踏み出せない。今回紹介する「シート染めQ」は、そんな悩めるライダーの背中をそっと押してくれるアイテムだ。バイクカスタムの中で、シートはコスト面やパーツの点数の少なさを見ても手を出しにくいポイントだが、シート染めQはペイントスプレーと同様のコストと手軽さで、シートレザーを染め上げることができる。シートカラーの変更は、一般的にコストが高いだけに気になる人が多いのではないだろうか。そこで、編集部にて実際にテストしてみた。
シート染めQの作業は、非常に簡単だ。塗りたいカラーのスプレーを選び、シートの汚れを落としてから拭きつけるだけ。スプレーペイントの感覚でシートを染めることができる。スプレー方式のため、マスキングによってはお好みの模様を表現することも可能。塗料自体の乾燥が早いためうっかり手についてしまった…ということも少なく、薄く塗り重ねることとゆっくりと作業することに注意すれば、塗装経験が少なくても綺麗ムラ無く仕上げられる。また、気になる耐久性だが、塗料自体が高い追従性を持っており、指で押したり実際に座ったりしても表面が崩れてこないようになっている。
今回の作業では、ホームセンターで売っているマスキングテープと手元にあった定規とカッターを使用して、チェッカー模様を表現してみた。さすがにプロも裸足で…とは行かないがそれなりに納得の仕上がりだ。かかった時間がおおよそ2時間、と考えるとこの手軽さとコストパフォーマンスは大きな魅力。ちょっと他人とは違うスタイルを表現したいなら、シート染めQは絶好の一品と言えるだろう。
シート染めQが対応するシート素材は幅広い。本革はもちろん、合成皮革やビニール素材、PP材もOK。今回の実験材料は合皮製シートだ。
シート染めQでペイントするには、シート表面の汚れを取り除いてお好みのカラーを拭きつけるだけ。大掛かりな準備は必要ないところがポイント。
塗装後は1分ほどで乾き始めるので、10分サイクルで塗り重ねても時間はかからない。このチェッカー模様の塗装は2時間もかからなかった。
浸透性のあるペイントで、柔軟性のあるシートに塗っても剥がれにくい1液式のスプレーペイント。色あせたシートの再生からオリジナルペイントまで幅広く活用できる。着色可能な適応素材はレザー(本革/合成皮革問わず)、ビニール、PP材。カラーラインアップは今回使用したホワイトの他、ブラックなど全14色(クリア含む)が設定されている。
販売元/デイトナ
価格/2,079円
カラー設定/ブラック、COZYグレー、ホワイト、他11色
パーツ詳細/こちら
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