掲載日:2012年09月14日 バイク用品インプレッション
撮影・文/野岸 泰之
バイク乗りなら誰でも心配なのが、「自分の愛車が盗まれはしないか」という問題だ。自宅での盗難対策としては、保管時にU字ロックやディスクロックなど、車両本体にロックを付け足す方法がポピュラーだが、それだけでは万全とはいえない。マシンを狙う不審者が自宅やガレージに侵入した時点で知らせてくれる装置があれば、より安心というものだ。そこで今回紹介するのが、「XENA XA201 赤外線センサー」だ。
これは、赤外線センサーを使用して侵入者を感知し、大音量の警告音を発するセキュリティアラームで、ガレージ内や駐輪スペースなど一定のゾーンを見張ってくれる。
最大の特徴は電池で使用できるため、どこでも簡単に設置できるという点だ。面倒な配線の引き回しを考えずに済むので、買ってすぐに使い始めることができる。単3型電池4本、というのも入手の容易さを考えるとうれしいポイントだ。メーカーでは1日に5回セキュリティのオン、オフ、さらに4回アラームを発報させたとして約4ヶ月間使用可能、としている。これだけ電池がもてば、実用上は支障がないだろう。
もう一つの特徴は、リモコンで操作ができる、という点だ。XENAのラインナップの中には、セキュリティを解除するのに暗証番号を入力するタイプのものもあるが、このXA201はリモコンのボタンによってセキュリティのオン、オフが可能なため、面倒な操作が一切不要となっている。万一アラームが誤作動で鳴ってしまっても、リモコンをワンプッシュするだけで鳴動が止められるので、周囲に迷惑をかけることも少ない。
赤外線センサーは、高さと縦方向が6m・60°、横が10m・110°の範囲をサーチ。不審者を感知すると、135デシベルのヒュンヒュンという大音量の警告音を発する。かなり大きな音なので、母屋の脇にガレージがあるなんて場合でも、気づかない心配はないだろう。
注意したいのはセンサー式のため、通りに面した場所や共同の駐輪場など、人が出入りする場所には向かない、ということ。やはり、独立したガレージや一戸建てのカーポートなどが適している。この条件に当てはまる人なら、手軽に設置できる防犯グッズとして、設置しても損はない商品といえるだろう。
どこでも入手可能な単3型電池を電源に使用。交換は、ねじ止めの裏蓋を外すだけと簡単だ。電池寿命は約4ヶ月とされるが、アラームを鳴らさなければそれ以上持つと思われる。
本体中央上部にあるミゾの奥にあるのがスピーカー。見かけはスッキリとコンパクトだが、アラーム時は135デシベルという大音量を発する。スピーカーの下にある楕円部分はリモコンの受信部。
スイッチ一つでセキュリティをオン、オフできるリモコンが付属。離れた場所から操作できるので便利だ。本体の単3型電池は別売りだが、リモコンにはモニター用のボタン電池が付属。
本体上部には、不審者の侵入を見張る赤外線センサーを装備。横方向は約10m、110°の範囲、高さと縦方向は6m、60°の範囲内に入るとアラームが鳴る。設置場所検討の参考に。
裏蓋を開けた本体上部には、オプション類の接続端子を装備している。写真左側は別売りの増設スピーカー用で、離れた場所でもアラーム音を確認できる。右側は別売りのACアダプター用。
本体に装備されたLEDランプは、バッテリーの交換時期がくると点滅するしくみだ。ほかにもセキュリティのセット、解除時にビッという短いアラーム音とともに、動作を知らせてくれる。
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