ヤマハ SPORT AX125 1971
掲載日：2009年02月18日 名車ライブラリ
ヤマハ・リトルツインでもっともレーシーなモデルと言えるAX125。性能的にはRD125に及ばないものの、AX125の兄弟モデルには、市販ロードレーサーとして大活躍したTA125なども存在する。そのTA125でサーキット走行を楽しんでいるというオーナーのお話では、AX125とは共通部品も多く、ストックとしてAX125用エンジンを所有している人も多いという。この個体は、屋内ガレージに放置されたものを購入し、分解しての磨き込みは外装パーツやマフラー周辺、スタンド、ステー類に止め、敢えてローリングシャシーとエンジンは合体したままで磨き込みを行ったというが、そのコンディションは抜群だ。
ヤマハ SPORT AX125 1971 Machine Detail Check!
AS系125ccエンジンをベースに、新設計となったAX125用エンジン。パーツは市販レーサーTA125に使われているものとも視覚的に似ている。
キャブレターはシリンダーブロックから伸びている吸入パイプにダイレクトに接続する方式。RD125ではこの部分にリードバルブが入る。
RD125と似たデザインのメーターだが、最大の違いはタコメーターのレッドゾーンが9,000rpmであること。RD125は10,000rpmから。
ヤマハ125ccツインの市販レーサーとして知られるTA125と同じタイプの2リーディング式ドラムブレーキを採用している点に注目。
RD125以降は車両名称エンブレムがサイドカバーに貼り付けられるが、HX90やAX125以前のヤマハ・ツインは排気量マークのみとなる。
ヤマハ車に限らず、この時代のシートはボトムの鉄板が腐食しやすく、これほどまでに程度が良いシートは希少。やはり室内保管は違う。
SPECIFICATIONS - ヤマハ SPORT AX125 1971
■全長×全幅×全高 = 1,915×765×1,070mm
■軸距 = 1,240mm
■エンジン形式・種類 = 空冷2サイクル2気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 124cc / 43×43mm
■圧縮比 = 7.0
■最高出力 最大トルク = 15ps/8,500rpm 1.30kgm/8,000rpm
■始動方式 = キック式
■変速機 = 5速
■タイヤサイズ前/後 = 2.50-18/2.75-18
■ブレーキ形式 前 = ドラムブレーキ
■ブレーキ形式 後 = ドラムブレーキ
■発売当時価格 = 14万5,000円
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ヤマハ SPORT RD125 1973
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