カブ生活

ゆるカブ第六十二回「カブ熱中@東京モーターショー」

掲載日:2017年11月03日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

原付二種最大排気量のカブです。車がお目当ての来場者からも「乗ってみたい!」の声が上がっていました。熱烈発売希望!

二年に一度の東京モーターショー!2017年はカブの話題が豊作です。11月10日(金)発売の50cc、110ccはもちろん、市販予定のクロスカブはハンターカブ風になり、一億台記念として金色に輝くカブが登場しました。展示コーナーのど真ん中には1958年からのヒストリーモデルも華々しく並び、間近に眺めるのが楽しいのなんのって!

さて、なかでも一番目立つところに飾られていたのはコンセプトモデルの125cc。いまのところ販売予定はありませんが、飾られている実車はすぐに試乗できそうな勢いがありましたよ。カモメ風のハンドルに丸目のLEDヘッドライトはファン待望!LEDのヘッドライトは視認性も大幅にアップし、ABSや前輪のディスクブレーキなど、より安全に乗るための現実的な装備が目につきました。会場で関係者様に伺ったところホイールベースも長くなったそうで、原付二種最大排気量のカブの乗り味がすごく気になります。ホンダさんのホームページでは動画(走行場面は短いけれど)も公開されているので要チェックです。

それにしてもコンセプトモデルの豪華なこと。乗用車並みのスマートキーは快適そうだし、カウルやシート下には豪華な金属エンブレムが輝き、メッキ部分も増量。かつての1958年製が「働くカブ」だとすれば、125ccのコンセプトモデルはカブの普遍性を失わないままに「楽しむ、愛でるカブ」という道楽的な要素が溢れています。

東京モーターショーといえばクルマの展示が目立つのですが、その中にあってスーパーカブの存在が大きく取り上げられ、2018年の誕生60周年記念に向けてこれからどんな展開になるのかワクワクしました。

(写真:左上)台上で金色に輝く生産台数1億台記念車。手前は左から50ccと110cc。右のクロスカブは二人乗りもできるようになりました。(右上)スーパーカブC100(1958年製)を筆頭に6台のヒストリーカブも展示。(下)木製のモックに乗った人と映像のカブが合成される「LOVE CUB SNAP」のブース。スーパーカブは時代とともに「働く」から「楽しむ」へと変遷しているのを感じます。

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