掲載日:2018年08月24日 試乗インプレ・レビュー
取材・文・写真/野岸“ねぎ”泰之
ヘッドライト&ポジションランプはLED、ウインカーはバルブタイプだ。2段式のヘッドライトはGSX-Rを彷彿とさせる。
メーターはフル液晶で、速度のほかタコメーターや時計、燃料計、トリップメーターなどを備えた多機能タイプ。ウインカーリレーはほぼ無音だが、直射日光下でウインカーインジケーターが見えにくいのが残念だ。写真は暗所で撮影したもの。
左側のハンドルスイッチにあるヘッドライトの上下切り替えボタンには、パッシング機能が付いている。右側にはハザードスイッチが備えられている。
レッグシールドの内側には5V1AのUSBアクセサリーソケットを装備。インナーラックのすぐ上なのでスマホの充電の際など使い勝手はいいが、出力が2Aあればもっと良かった。
メインキーの操作で給油口とシートのロック解除ができる。イタズラ防止のシャッター機能と直結始動抑止回路を備えている。
フロントインナーラックは500mlペットボトルを2本収納できるほか、ちょっとしたスペースがある。
給油口はレッグシールド左側の比較的高い位置にある。ロックの解除はメインキーをひねるだけなので、マシンを降りずに座ったままでの給油も可能だ。
レッグシールド内側中央には折りたたみ式のかばんホルダーを装備。荒れた路面での荷物の落下を防ぐストッパー機能付きだ。
125ccクラスにしては大きめでゆったりとしたシート。クッションは適度なコシがあり座り心地はいい。
シート下トランクスペースの容量は28Lで、商品にもよるがフルフェイスヘルメットが収納可能だ。後方にはまだ余裕があり、レインウェアやグローブなども入る。
シートヒンジの両脇にはピン状のヘルメットホルダーが備えられている。アゴ紐のD環がしっかりと掛かる形状で、金属製のため安心感がある。
シート前端の下部にはU字ロックホルダーを装備する。サイズや形状が限られるが、ロックをスッキリと持ち運べるのは便利だ。
フロアボードはフラットで広く、足を投げ出せるスペースもあって自由度は高い。後方がカットされた形状で、足つき性が良くなる工夫がされている。
リアキャリアは標準で装備される。グラブバーを兼ねているため、剛性感のあるがっしりとした造りとなっている。
ワンタッチで出し入れができるタンデムステップ。アルミ製で中抜きされた形状は軽量かつ靴底の泥などが溜まりにくい。
サイドスタンドを標準で装備している。ちょっとした停車などに便利で、これがあるとないとでは大違いなのだ。
エンジンは空冷4サイクル単気筒SOHC2バルブの124cc。力強い加速と優れた燃費性能を両立したSEP(SUZUKI Eco Performance)エンジンを採用している。
多角断面のマフラーカバーやヒートガードの形状はボディと一体感のあるシャープなデザインだ。ボルトの質感も高い。
リアショックは2本タイプ。複筒式オイルダンパーを採用し優れた減衰力を持つ。3段階のイニシャル調整が可能で、路面の荒れにしっかり追従しながらしっとりとした乗り心地を実現している。リアブレーキはドラム式だ。
フロントブレーキは200mm径のディスクで、キャリパーは2ポットを採用している。タイヤサイズは前後共通で100/90-10 56J、銘柄はMAXXISのM6029だ。
10インチのアルミキャストホイールを採用。スポーティな5本スポークで、剛性感、質感ともに高い。
ホイールのエアバルブにはL字型のものを採用し、スタンドでの空気圧調整も容易だ。キャップは虫回しを兼ねているようにも見える。
リアコンビネーションランプはエッジの立ったデザインだ。テールランプは導光タイプのLEDで、ブレーキを掛けると中央に並んだLEDが点灯する。ウインカーはバルブタイプだが昼間でもよく目立つ。
<足つきチェック>テスターは身長170cmで足短め、体重72kg。スウィッシュのシート高は760mm。シート前端に座って足を下ろすとフロアボードがカットされた部分に足がくるので、べったりと足がつく。そのまま走り出すと前過ぎて不自然なポジションになるため、お尻を後ろにずらす必要がある。
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