
掲載日:2017年05月04日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之
エンジンは空油冷の単気筒4バルブ、124.8cc。最高出力は11.3PSで、このクラスとしてはハイパワーな部類に入る。走り出してすぐに感じるのは、エンジンのスムーズな吹け上がりだ。パワーの出方はあくまでジェントルでガツンと来るようなパンチはないものの、いつの間にかスルスルっと周囲の流れをリードしているような、そんな速さを持っている。
サスペンションは、前後ともに路面のショックをよく吸収してくれる印象だ。Jbubu125duosはキャリアやウインドスクリーンなど多くのパーツを装着していたため、路面の凹凸をそのまま車体に受けているような印象だったが、当モデルの場合は車体も軽く、多少の凹凸なら軽快に乗り越えてくれるため、ライダーに衝撃が伝わることもなかった。ハンドリング特性はニュートラルな印象で、交差点での倒し込みなどもとても自然に行えた。なお、リアのサスペンションはプリロード調整が可能となっている。また、ブレーキは前後ディスクを採用していて、コントローラブルで制動力にも不満はなかった。
疲れず、ラクに、スピーディーな走りができるJbubu125sは、「S」の名に恥じないスポーティさと、都市に似合うファッショナブルさを併せ持った魅力的なモデルに仕上がっている。
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