

掲載日:2017年03月23日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之
Umi115の外観は、シンプルながら緩やかで優しい曲線を多用し、優雅なボディラインを持っている。小粋でポップなデザインは現代的でありつつ、どこか懐かしい雰囲気。いわゆる“レトロモダン”路線のスクーターだ。なかでも目立っているのは、フロントカウル内にビルトインされているヘッドライト周りだろう。大きなヘッドライトの下に小さな丸型ポジションライトを配置し、ティアドロップ型のカバーで覆うという斬新さで、一目見て他とは違うとわかるデザインだ。サイドからテールにかけても曲線で構成され、レトロイメージを高めている。
フロントのポジションライトをはじめ、テールランプやウインカーにはLEDを採用。また、メーターはシンプルで小型のものだが、アナログとデジタルをうまく融合させ、可愛らしい見かけに仕上げているなど、単なる懐古調スクーターにとどまらない現代的なアレンジが加えられている。車体各部のデザインそのものが、このマシンのキャラクターをうまく表しているといえるだろう。
シート下のメットインスペースは、大型のフルフェイスなどを入れるには厳しいものの、車体サイズの割には大きい方だろう。形状も深型で、ピン状のヘルメットホルダーも装備しているため、使い勝手は悪くない。また、フロントカウル内側中央には鍵付きのグローブボックスを装備。こちらも薄型ながら、シートを開けずに大事なものを収納できるのは便利だ。
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