

掲載日:2017年03月10日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之
RV125iを目の前にすると、その堂々とした車格にまず目を見張る。ボリュームのあるボディラインと高さのあるスクリーン、段のついた大きなシートなど、とても原付2種、125ccとは思えない風格だ。それもそのはず、このマシンのサイズは全長2100mm×全幅760mm×全高1390mmで、兄貴分である普通2輪のRV180iと同じ。ちなみにヤマハのマジェスティが全長2175mm×全幅770mm×全高1185mmだから、数値上からも250ccクラスと肩を並べる大きさなのがわかる。
この大柄なボディを動かすエンジンは、セラミックコートシリンダーを採用した水冷4バルブで、前モデルに比べて約1馬力アップの14PSとなった。また、前後のディスクブレーキは当モデルからコンビブレーキシステムを採用し、制動力と安定性がより高められた。55w×2という明るさを持つデュアルタイプのヘッドライトには新たにLEDポジションランプが取り入れられ、昼夜を問わず被視認性が向上したほか、一段とファッショナブルな外観を手に入れた。
ユーティリティで注目されるのは、シート下のトランクスペースだ。前モデル同様、約40Lという大容量で、フルフェイスヘルメットに加え、ハーフキャップ2個程度を入れられるぐらいの余裕ある作り。内部は比較的フラットで、使い勝手がいい形状となっている。また、針式の3眼に液晶表示部を加えたメーターも原付2種とは思えないラグジュアリーな装備だ。燃料計や時計のほか、メインキーをオンにすると最初の一定時間はバッテリー電圧を表示するなど、多機能で便利な機能を備えている。
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