

掲載日:2016年08月10日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之 取材協力/ホンダウイング鎌倉(TEL/0467-46-2702)
シートにまたがるとけっこうな腰高感がある。身長170cm、足短めの筆者だと、両足のかかとが浮いてしまうので、足着きはいいほうではない。もっとも走り出せばアイポイントが高いので、混雑する都市部でのライディングでは先がよく見通せて有利な面もある。
タイヤの太さや車両重量もあり、スタートダッシュは速いほうではないが、クルマに急かされるほど遅くもない。125ccクラスとしては標準的なものと考えればいいだろう。逆にこのボディをよく引っ張ってくれるな、と感心する面もある。
ハンドリングはとても安定感のあるもので、路面のギャップを拾っても姿勢が乱れて慌てるようなシーンはなかった。バネ下の重量が重いため軽快感は少ないが、その分しっかりとした安定感がある、といえる。
少し気になるのは、ミラーの幅だ。ハンドル幅よりも外側にはみ出しているため、後ろはとてもよく見えるのだが、その分クルマの脇を抜ける際などは気を付ける必要がある。もちろん車両感覚に慣れてしまえば問題のないレベルだが、混雑する都市部での走行では気を使うのも事実。
本格的なオフロード走行をこなすほどではないが、河原やキャンプ場へのアプローチなど、ちょっとした不整地ならためらうことなく入っていける。クロックス125は日々のコミューターとしてだけでなく、遊び道具としても活躍してくれそうな楽しい1台といえるだろう。
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