KYMCO ダウンタウン125i
KYMCO K-XCT125

キムコ ダウンタウン125i – 250cc並みの車格と装備を持った快適な125ccスクーター

掲載日:2016年05月23日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之

キムコ ダウンタウン125iの試乗インプレッション

キムコ ダウンタウン125iの画像

大柄なのに意外と軽快!?
バイパスでのクルーズが似合う

大柄な車体の割に車体の取り回しは意外と軽いのには驚いた。そのため、マシンを押して歩いても緊張感やストレスは少ない。センタースタンドもいい意味で予想を裏切り、軽い踏力ですっと掛けられる。シート高は810mmと低くはないため、身長170cm、短足気味の筆者が跨ると少し緊張する。しかし、足を出す部分のステップボードには、足着き性に配慮したと思われる加工が施されているので不安は感じられなかった。一度足を降ろす位置さえ覚えてしまえば、信号待ちでグラリ、なんてこともなくなった。シートはライダーとパッセンジャーとの間に大きな段がつけられ、先端が少し上がった形状のため、お尻をしっかりとホールドしてくれる。そのため、スポーティな走りをしても体がブレることなく、下半身をしっかり支えてくれる。

キムコ ダウンタウン125iの画像

装備重量176kgの車体を動かすエンジンの最高出力は10.5kw(14.3ps)で、国産の125ccクラスよりもハイパワーだ。そのためスタートから20km/hまでは多少スローな印象があるものの、そのあと法定速度プラスアルファまではモリモリと勢いよく加速してくれる。車体が大きいがゆえのハンデは、それほど心配しなくてもいいようだ。車の間を縫うような都心部での走りは不得手かもしれないが、バイパス状の国道など、ゴー&ストップの少ない道を走るにはとても快適なマシンといえる。

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前260mm、後240mmというローター径を持つディスクブレーキの利きはとても良く、スピードの乗った状態からも大きな車体をガッチリと止めてくれる。大容量のトランクスペースに加え、プリロード調整が可能なリヤサスも装備しているから、タンデムでの買い物やちょっとしたツーリングに使っても楽しいだろう。

キムコ ダウンタウン125iの詳細写真は次ページにて

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