

掲載日:2015年07月15日 試乗インプレ・レビュー
取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之
ジェイブブ125デュオスを目の前にしたとき、もっとも注目したくなるのはそのスタイリングだろう。全体に丸みを帯びたクラシカルなデザインは、レトロなイタリアンスクーターを彷彿させるもので、単なる移動手段としての乗り物ではなく、ファッションアイテムとして身近に置いておきたくなる可愛らしい魅力にあふれている。二人組を意味するデュオスの名前にふさわしい、タンデムに適したセパレートシートを採用しているのも個性を主張するポイントだ。
また、多くのオプションパーツが用意され、スタイリングをアレンジできるのも楽しい。今回試乗したマシンにはウインドスクリーンのほか、フロントキャリア、サイドボディ&テールライトバンパー、リアキャリアといったオプションパーツが装着されており、ノーマルに比べるとよりファッショナブルな印象を放っている。装着が簡単で安心感のある純正オプションの存在は、手軽にカスタムを楽しみたいユーザーや、実用性と個性を高めたい人には嬉しい存在だ。
外観だけでなく、ユーティリティ面の充実も見逃せない。メーターパネルはレトロなデザインを活かしつつ、LCDの表示部を搭載。時計とタコメーターが切り替えで表示できるほか、燃料計やトリップメーターも表示する多機能タイプ。また、前後のウインカーやテールライトにはLEDを採用するほか、メットインスペース内にはDC12Vのソケットを搭載するなど、現代のユーザーニーズにしっかりと応えるつくりとなっている。
このほかちょっと面白い装備として挙げたいのが、シートカバーを内蔵している点。メットインスペースを開けたシートの裏にビニール製のカバーが収納されている。するすると引っ張り出してシートをぴったり覆えば、雨上がりなどでシートが濡れていてもお尻を濡らさずに済むのだ。ファッショナブルに乗りこなしたいユーザーには嬉しい装備といえるだろう。
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