ホンダ ベンリィ110
ホンダ ベンリィ110

ホンダ ベンリィ110 – 便利なベンリィに110ccモデル新登場

掲載日:2012年02月28日 試乗インプレ・レビュー    

ホンダ ベンリィ110の試乗インプレッション

ホンダ ベンリィ110の画像

低・中速域での力強いダッシュが得意
とっさの時には安心のコンビブレーキ

低中速トルクを重視したセッティングのためか、動きだしから力強いダッシュをしてくれる。アクセルを開けるとストレスなく進んでくれるのだ。その加速はマイルドなもので、時速50キロくらいまでスムーズに加速し、さらに伸びていこうとする。充分な長さの直線があれば時速80キロを少し越えるくらいまで出てしまう。しかしストッピングパワーも考慮すれば、快適な常用速度は時速60キロまでだろう。

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110ccに排気量がアップされたことと、新設計のスーパーワイドベルコンのおかげで60キロのフル積載時や坂道発進もラクラクこなし、公道でクルマの流れに乗ることもできる。単に流れに乗るだけではなく、先頭にたってリードできるエンジンの余裕がある。それは切り返しや坂道発進、そして幹線路などへの合流でも体感できた。いざという時にスピードを出せる余裕があることは、長時間の走行を強いられたとしても、ライダーのストレスを軽微にしてくれるはずだ。

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新設計の高剛性フレームと12インチのフロントホイール、そしてサスペンションの最適化のおかげで、荷物を積んだ状態でも安定した操作性や乗り心地がいいのが印象的だった。空荷で走るとゴツゴツとした固い乗り心地になるが、この手のバイクは荷物を積んで走る状況が標準だと思ったほうが良さそうだ。とはいえ、空荷状態でもハンドリングはナチュラルな印象。妙な切れ込みや、立ちの強さなどはなく、ライダーが行きたい方向に自然に旋回してくれる素直さがある。トルク重視のマイルドナパワーと素直なハンドリング。ポジションも50ccのベンリィと大きく変らないなど、乗り手の技量を選ばない間口の広いスクーターという印象を持った。

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なお、タンデムステップも装備されているが、標準装備のシングルシートのままでタンデム走行はできない。座る部分が硬くても構わないからといって、キャリアに人を乗せると道交法違反になってしまうので要注意。必ず別売のタンデムシートを取り付けてからタンデムを楽しんで欲しい。

ホンダ ベンリィ110の詳細写真は次ページにて

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