
掲載日:2010年02月03日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
意外かもしれませんが、クレアスクーピーは現行のホンダ50ccモデルの中ではパワフルな部類に入ります。水冷単気筒エンジンは最大出力3.2kW(4.4PS)/8,000rpmをマークしていますが、実はエイプ50などよりハイパワー。しかもフレームはアルミフレームということもあり、優しげで可愛らしい見た目でありながらしっかりとした剛性感を確保しており、想像以上にスポーティな走りを楽しめます。
最近のスクーターでは標準装備となったシャッター付きキーシリンダーだけでなく、直結始動防止回路を搭載。電気的にエンジンの直結回路を遮断することで、強引にエンジンを始動して持ち去る、といった盗難を防止します。また、ハサミやドライバーなどでキーシリンダーを回そうとしても空転して無理なロックな解除を防ぐ仕組みになっており、盗難対策も万全。安心して乗ることができます。
スクーターにとって大切な要素として、見た目の良さや利便性の高さは欠かせませんが、混雑する街中をキビキビと走りぬける性能も重要です。昨今の廉価版スクーターでは見た目の割にパフォーマンスに物足りなさを感じることもありますが、クレアスクーピーならそんな心配は無用。ルックスだけでは判断できない、隠れたハイパフォーマンスマシンと言えるでしょう。今回は走りの良さに着目しましたが、燃費の良さや乗り心地と言った点でも基準以上の性能を持っており、簡素化が進む原付スクーターの中でも高級な印象があります。見た目はもちろん、中身もしっかりとした1台を探しているなら、クレアスクーピーは検討する候補に入れておいて損のないモデルです。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!