ヤマハ トリシティ125

掲載日:2014年08月26日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ トリシティ125の画像
YAMAHA TRICITY 125

スポーティなハンドリングと安定感を両立
125ccクラスの新しいシティコミューター

フロント2輪、リア1輪の3輪スクーターです。エンジンは125ccですので原付2種となり、普通二輪小型限定(AT限定含む)の免許で運転することができます。また従来の二輪車と同じ運転操作で扱うことができます。このトリシティの特徴は、軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立、快適な乗り心地、シティコミューターとしての高い利便性など。これまで二輪車には興味のなかった方や、小回りの効くコミューターを求める四輪ユーザー、コミューターの新しい楽しさを期待するお客さんなども想定して製品化されました。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、マットレッドの3種類、メーカー希望小売価格は消費税8%込みで35万6,400円となります。

まず注目したいのは、フロントの2輪を支えるLMW(リーニングマルチホイール)機構です。これは、旋回時に車輪を傾けるリンク機構に、路面の変化に合わせて左右それぞれが独立して伸縮するサスペンションを組み合わせたもの。このLMW機構により、安定感があり、軽快に動き、操縦しやすいハンドリングを実現。左右の前輪をしっかりと路面に接地させられますので、快適に、気持よく、安心して走ることができます。また、低速走行時や強い横風でもハンドルのふらつきが少なく、コーナーリングや切り返しなどの方向転換がスムーズです。

エンジンはパワフルで経済的な水冷の単気筒です。その中心部にはオールアルミ製のダイアジルシリンダーを、燃料供給にはインジェクションを採用。発進から低速度域ではスムーズに、そして中速から高速度域にかけては伸びのある滑らかな走りを見せてくれます。また、左ブレーキレバーの操作で前後をバランス良く効かせるUBS(ユニファイドブレーキシステム)も搭載。シート下にはフルフェイスヘルメットも入る容量20Lの収納スペース、フロントにはコンビニフックを用意。そのほか、フットボードは乗り降りしやすいフラットタイプを採用するなど、シティコミューターとして使いやすい設計となっています。

ヤマハ トリシティ125のここがポイント!
  • ● 旋回時にフロント2輪が傾斜するLMW機構
  • ● 乗り降りしやすいフラットフットボード
  • ● パワフルで経済的な125ccの水冷エンジン

ヤマハ トリシティ125のライバルはこれだ!

  • ピアジオ
    MP3 ハイブリッド125ie

    125ccエンジンと電動モーターを持つ、環境性能に優れたハイブリッド3輪スクーター。エンジンのみ、モーターのみ、両方を作動、モーターで後退の4つのモードを選択して走れる。

  • ピアジオ
    MP3 ユアーバン300ie

    流れるようなボディラインをまとい、MP3シリーズの従来モデルより軽量コンパクトとなったユアーバン。278ccのピアジオクオーサーエンジンを搭載、最高出力は16.6kW。

  • ジレラ
    フォコ 500ie

    デイリーコミューターとしてシティランや週末旅行などにも対応する3輪のSUVスポーツスクーター。パワーユニットは493ccのピアジオマスターエンジンで、最高出力は29.5kW。

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