GPz900R(A8)/オーバー750cc自主規制解除で日本仕様が誕生

掲載日:2017年05月10日 雑誌掲載記事ピックアップ    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部  画像提供/ロードライダー編集部

GPz900R(A8)/オーバー750cc自主規制解除で日本仕様が誕生
GPZ900R(A8/ファイアクラッカーレッド×エボニー)

カワサキ初の国内オーバー750ccモデルとして
GPZ900R(A8)日本仕様車が正式発売

1973年から続いていた日本国内でのオーバー750ccモデルの自主規制が1990年に解除された。これを受けて91年に登場したのがGPZ900R(A8)の日本仕様モデルである。

GPZ900R(A8)は海外モデルも展開されたが、このA8・日本仕様車はカワサキにとって初となる国内向けオーバーナナハン車となった。日本仕様車はキャブセッティング・吸気ダクト・マフラー構造の変更(排気は海外版とも若干延長)が施され、海外版よりも22ps下げられた86psに。さらに、2次減速比も17/48から17/47にロング化されている。メーターまわりも変更されていて、右が回転計/左が速度計となった。なお、GPZ900R(A8)では日本仕様車に限らずCVK34キャブレターの温水ヒーターが廃止されている。

翌1992年には初期A1カラーを纏ったGPZ900R(A9)が発表される。このA1カラーのA9は日本専用仕様車となっており、海外では92年もA8モデルが継続販売された。

GPz900R(A8)/オーバー750cc自主規制解除で日本仕様が誕生

GPZ900R(A8)日本仕様車の車体色となるエボニー×パールコスミックグレー。日本仕様車は吸排気とキャブセッティングを変更し、さらに180km/h速度リミッターを搭載している。

GPz900R(A8)/オーバー750cc自主規制解除で日本仕様が誕生

GPZ900R(A9/ファイアクラッカーレッド×メタリックグレーストーン)。GPz900R(A1)のデビュー当時は逆輸入でしか入手できなかったA1カラーが人気を呼んだ。

GPz900R(A8)/オーバー750cc自主規制解除で日本仕様が誕生

GPZ900R(A9/ルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバー)。ボディはA1カラーを再現したものだが、ゴールドホイールが装着されているのがA9の特徴となる。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索