はじめてのバイク選び2016
はじめて買うバイクは誰にとっても、これからはじまる長いバイクライフのなかで最も思い出深い1台になることは間違いない。だからこそ、愛車探しは慎重になるだろう。ここではシーンに分けたバイク選びを提案。編集部オススメのモデルを紹介していく。
珠玉の現行モデル29台を一挙に紹介
「バイク」とひと口にいっても、スーパースポーツにネイキッド、アドベンチャーにスクーターなど、ジャンルはさまざまであり、それぞれに得意なシーンやそうでないシーンがある。愛車探しをするときに大切なのは、自分はいったいどういったバイクの使い方をするのか? ということ。ロングツーリングを楽しみたいならツアラーやアドベンチャーが向いているし、スポーツ走行を楽しみたいならスーパースポーツやスポーツネイキッドが良いだろう。通勤通学や買い物の足にしたいなら、断然スクーターが便利だ。
この企画ではライダーがバイクを使うシーンに合わせて、編集部がオススメする現行モデル29台を集めた。それぞれにオススメのポイントやそのバイクに合ったライダーも紹介しているので、バイク選びに悩む人は、ぜひとも参考にしてもらいたい。
しかし、ここまで書いておいてなんだが…バイクは趣味の乗り物なのだから、実用性に多少の不便があっても、自分が惚れ込んだ1台を買うべきだと思う。実際、スーパースポーツに荷物を満載にしてロングツーリングに行くライダーだってたくさんいる。ここはあくまでもバイク選びに悩んだ人が読む企画。心に決めた1台があるのなら、絶対そのモデルを買うべきだ!
はじめてのバイクはこれからの長いバイクライフで大きな思い出になることは間違いない。ぜひとも、後悔のない1台を選んでいただきたい。
軽くて扱いやすいバイクが欲しい
バイク選びのポイント
- ・購入前に足つき性をチェック!
- ・250cc以下のスポーツモデルが軽い
- ・トルクフルなエンジンがオススメ
- ・ネイキッドがアップライトで扱いやすい

水冷単気筒エンジンのライトウェイトスポーツ
KAWASAKI Z250SL
新開発の水冷単気筒エンジンを搭載したカワサキのスポーツネイキッド。同社のZ250とは兄弟モデルだが、こちらはシングルエンジンを搭載しているので、より軽く、ひらひらと走ることができる。ビギナーからベテランまで満足させてくれる1台だ。
オススメのポイント!
- 本格的スポーツネイキッドスタイルと150kgを切る車両重量
こんなライダーにピッタリ!
- 街乗りメインで、たまにツーリングやスポーツ走行を楽しみたい
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ロングストロークエンジンが心地よい
SUZUKI GSR250
スズキを代表するスポーツネイキッドが「GSR」シリーズ。その末弟となるのがGSR250だ。攻撃的なルックスとは裏腹にエンジンはロングストロークタイプで、ドコドコとゆったり回る。じつはのんびりとしたツーリングが得意なモデルなのだ。
こんなライダーにピッタリ!
- 街中からツーリングまで、ゆったり走りたいと思っている人
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モデルチェンジでデザイン一新!!
HONDA GROM
本格的スポーツネイキッドスタイルで高い人気を博したグロムが、早くも外観を一新して再登場。LEDヘッドライトを採用するなど、さらにエッジの効いたデザインとなっている。
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優れたコーナリングマシン
YAMAHA XT250X
フレームやエンジンはトリッカーとセローと共通ながら、よりロードスポーツ寄りの足周りを装備することで、スポーツ性能をおおいに高めたモデル。
オススメのポイント!
- 軽くてクルクル曲がる! 街中からワインディングまで楽しめる
こんなライダーにピッタリ!
- 他人とは違うバイクを探している人。隠れた名車を探している人。
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ヤマハMTシリーズ!
YAMAHA MT-03
MT-09から続くヤマハの新ブランド「MT」の名を冠したスポーツネイキッド。車体はMT-25と共用ながら、排気量を320ccとすることで、より高いパフォーマンスを発揮する。
こんなライダーにピッタリ!
- 車検があってもO.K.! 軽くてパワフルなマシンを探している人
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ヨーロピアンスポーツ!
HONDA VTR
クラス唯一の水冷Vツインエンジンを搭載したヨーロピアンスタイルのスポーツモデル。ホンダを代表するエンジンは熟成を重ね、耐久性の高さにも定評がある。
こんなライダーにピッタリ!
- 街乗りからツーリングまで、オールマイティに楽しみたい
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はじめての大型バイク
バイク選びのポイント
- ・最高出力よりも最大トルクを重視
- ・大きすぎない車体と排気量
- ・足つき性の良さもチェックしたい
- ・飽きずに乗れるスタイリング

新車購入ラストチャンス!?ファイナルエディション!
KAWASAKI W800
1999年登場のW650から数えて17年。スタンダードスタイルを貫いたW800にいよいよファイナルエディションが登場した。国内唯一の空冷バーチカルツインエンジンはクラシカルなルックスだけでなく、鼓動感のある乗り味を持ち、多くのファンに支えられた(写真はFinal Edition)。
こんなライダーにピッタリ!
- 「オートバイ」に乗りたい。スピードよりも鼓動感を感じたい
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水冷Vツイン!! 新時代のハーレー!
HARLEY-DAVIDSON STREET750
ハーレーダビッドソンから登場したストリート750はまさに、ビギナーにピッタリのモデル。新開発の水冷Vツインエンジンを搭載し、ビキニカウルはスポーティな雰囲気を醸し出す。100万円を大きく割り込む85万円~という車体価格も嬉しいポイントだ。
こんなライダーにピッタリ!
- とにもかくにもハーレーに乗りたい! 新時代のハーレーを感じたい!
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ヤマハ発!! 期待のヘリテージ!
YAMAHA XSR900
レトロ感溢れるスタイリングに最新の機構を組み合わせたヘリテージ。世界的なムーブメントに対するヤマハの回答が、このXSR900である。基本となるのはMT-09で、操る楽しさは健在! 新たなスタンダードになりうる1台だ(写真はヤマハ発動機創立60周年記念モデル)。
オススメのポイント!
- 水冷3気筒エンジンやトラクションコントロールなど、MT- 09譲りのパフォーマンス
こんなライダーにピッタリ!
- オートバイらしいルックスが好きだけど、スポーティーな走りも楽しみたい
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扱いやすさが際立つ
HONDA CBR650F
水冷4気筒エンジンに流麗なエキゾーストマフラー、ABS標準装備を持つスポーツツアラー。アグレッシブなスタイリングながらも扱いやすい特性で、オールマイティーに使える。
オススメのポイント!
- 650ccという絶妙な排気量で、ビギナーでも気軽に乗れる
こんなライダーにピッタリ!
- フルカウルスポーツに乗りたいけれど、過激な性能は不安
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コンパクトボディにパワフルエンジン
SUZUKI GSR750 ABS
400ccクラス並のコンパクトなボディに、GSX-R750のエンジンをベースにした水冷4気筒を搭載。街中からワインディングまで、シーンを選ばずにキビキビ走ることができる。
オススメのポイント!
- スポーツネイキッドらしさに溢れたアグレッシブなデザイン
こんなライダーにピッタリ!
- 大型バイクのパワーは味わいたいけれど、大きな車体は苦手
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ストリート感溢れるドゥカティ
DUCATI SCRAMBLER ICON
高級ブランドのイメージが強いドゥカティらしさを、良い意味で裏切ったモデル。ストリートを強く意識したデザインとドゥカティらしい走りを両立。新たなファン層を獲得した。
こんなライダーにピッタリ!
- お洒落にビッグバイクに乗りたい! ドゥカティに乗りたい!
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レーサーライクなルックスに惚れた
バイク選びのポイント
- ・フルカウルをまとったスポーツモデル
- ・意外とアップライトなポジション
- ・過激すぎず、扱いやすいエンジン特性
- ・足つき性の良さも要チェック!

毎日が楽しくなるスーパースポーツ!
YAMAHA YZF-R3
コンセプトは「毎日乗れる、スーパーバイク」。その言葉どおり、本格的なルックスを持ちながらも、日常的な扱いやすさを追求することで、毎日乗っても疲れない、楽しいモデルに仕上がっている。YZF- R25と車体は共通で、そちらもオススメだ。
オススメのポイント!
- R25と共通の軽量コンパクトな車体に、320ccエンジンを搭載!
こんなライダーにピッタリ!
- 高いスポーツ性能を求め、ワインディングを楽しみたい
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扱いやすいバーハンドル
KAWASAKI Ninja 400
シャープなスタイリングだが、ハンドルバーはバータイプとなっていて、じつはかなりアップライトなライディングポジション。ツアラーとしての資質も高いモデルだ(写真はNINJA 400 ABS Special Edition)。
オススメのポイント!
- スペシャルエディションはABSを装備し、安全性能が大きくアップ
こんなライダーにピッタリ!
- スポーティーなルックスが好きだけど、ツーリングも楽しみたい
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よりシャープなデザインに!
HONDA CBR400R
2016年型で「CBR」の名にふさわしいアグレッシブなデザインに生まれ変わったCBR400R。水冷2気筒エンジンは扱いやすく、オールマイティーに使える。
オススメのポイント!
- LEDヘッドライトやアルミキャストホイールなど、すべてが豪華!
こんなライダーにピッタリ!
- ワインディングなど、スポーツ走行を楽しみながらツーリングをしたい
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オートバイ然としたスタイルが好き
バイク選びのポイント
- ・シンプルなフレームワーク
- ・丸目ライトにスポークホイール
- ・空冷エンジンだとなお嬉しい
- ・とにかくトラディショナルなルックス!

38年目を迎えるベストセラー
YAMAHA SR400
シングルクレードルフレームに空冷単気筒エンジンを搭載したシンプルなスタイリング。熟成を重ねつつも、基本的なシルエットは変えずに38年もの間生産されてきた稀有なモデルだ。絶対性能は決して高くはないが、長く付き合っていける魅力に溢れている。
オススメのポイント!
- これぞオートバイ! といったルックス。カスタムパーツも豊富
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とことんシンプルな車体
SUZUKI ST250 E-type
オーソドックスなフォルムに空冷単気筒エンジンを採用した、じつにシンプルな1台。燃費の良いエンジンにフューエルタンク容量は12リットルもあるので、ツーリングの頼もしい相棒になってくれるだろう。
オススメのポイント!
- 美しいグラデーションペイントで、所有感を満足させてくれる
こんなライダーにピッタリ!
- 車検のない250ccクラスでスタンダードモデルを探している人
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縦置きVツインが新鮮
MOTO GUZZI V9 Bobber
モト・グッツィのニューモデル。イメージソースになったのは半世紀以上前のカスタムスタイル「ボバー」。もちろん、ABSやトラクションコントロールなど、安全性能は最新のものだ。
オススメのポイント!
- モト・グッツィ独自の縦置きVツインエンジンが新鮮!
こんなライダーにピッタリ!
- 他人とは違うモデルに乗りたい! チョッパーテイストのモデルが好き
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林道をガンガン走りたい
バイク選びのポイント
- ・コンパクトサイズかフルサイズか
- ・走るのはフラットダートか山の奥か
- ・お目当ての林道まで快適に走れるか
- ・スペック(数値)よりもフィーリング!

長い歴史に終止符! ファイナルエディション!!
KAWASAKI KLX250
2ストロークエンジンを搭載したモトクロッサーレプリカ全盛期に登場したKLX。はじめは「闘う4スト」として、高いパフォーマンスが売りだったが、その後熟成を重ねて良質なツーリングマシンとして人気を維持してきた。新車を買うなら、今がラストチャンスだ(写真はFinal Edition)!
オススメのポイント!
- フルサイズで扱いやすく、それでいて速く走らせることもできる
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トレッキングに最適
YAMAHA SEROW250
山奥をトコトコとトレッキングするのを得意とするのがセロー。とはいいつつも、250ccの現行モデルはパワーもあって、林道だけでなく、高速道路などもストレスなく走ることができる。
オススメのポイント!
- 軽くてパワフル。林道も得意だが、ワインディングや高速道路もO.K.!
こんなライダーにピッタリ!
- 林道はもちろん、普段の街乗りやオンロードツーリングにも使いたい
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戦闘的なスタイリング
HONDA CRF250L
ラジエターシュラウドや倒立フロントフォークなど、モトクロッサーを思わせる戦闘的なスタイリングが人気。クラストップの低燃費で、ツーリングモデルとしての資質も高い。
オススメのポイント!
- 充実の装備を誇りながらも、50万円を切る車体価格を実現!
こんなライダーにピッタリ!
- モトクロッサースタイルが好きだけど、のんびりとツーリングを楽しみたい
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ロングツーリングに出かけたい
バイク選びのポイント
- ・ラクなライディングポジション
- ・大きめシートなど、積載性の高さ
- ・燃費とフューエルタンクの容量
- ・フェアリングがあれば、なお良し!

大きめのカウルで快適なツーリングが得意!
SUZUKI GSR250F
ドコドコとした鼓動感が楽しめるエンジンで、ビギナーに高い支持を得るGSR250のフルカウルバージョン。カウルは大柄で走行風から全身を守ってくれる。アップライトなライディングポジションも相まって、快適なツーリングが楽しめる1台だ。
オススメのポイント!
- 高速やワインディングなど、あらゆるシーンで効果を発揮するフルカウル
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普通二輪免許でアドベンチャーバイク!
HONDA 400X
現在、普通二輪免許で乗れる唯一のアドベンチャーバイク。大型のスクリーンやアップライトなポジションはいかにもツーリング向き。足周りはオンロード寄りなので、高速道路などの舗装路を快適に走れるのは、多くのライダーにとって嬉しいポイントである。
オススメのポイント!
- スポーティーな水冷2気筒エンジンと高性能なサスペンション
こんなライダーにピッタリ!
- 普通二輪免許を持っていて、アドベンチャーバイクのスタイルが好き
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ゆったり景色を眺めながら…
YAMAHA DragStar 400 Classic
ロー&ロングのクルーザースタイルを持つのがドラッグスター400クラシック。どっしりとしたスタイリングは長距離でも疲れにくく、景色を眺めながらのんびり走るのにピッタリ。荷物も積みやすく、まさに「旅」が似合う1台だといえよう。
オススメのポイント!
- クラス唯一の空冷Vツインエンジンは、鼓動感も楽しめる
こんなライダーにピッタリ!
- アメリカン・クルーザーの独特なスタイリングと乗り味が好き!
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美しいスタイリング
KAWASAKI ESTRELLA
直立した空冷単気筒エンジンや丸みを帯びたフューエルタンク、段差のついたダブルシートなど、美しさの際立つモデル。オーソドックスで鼓動感のあるエンジンはツーリングも得意だ(写真はSpecial Edition)。
オススメのポイント!
- 荷掛けフックなど、利便性も十分に考慮された車体作り
こんなライダーにピッタリ!
- 普段は街乗りやショートツーリング。たまにロングツーリング!
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積載性と燃費に注目!
HONDA NC750X
ツーリングライダーに高い人気を誇るNC750X。そのポイントは、通常フューエルタンクがある位置が収納トランクになっていることと優れた燃費性能。旅のお供にピッタリだ。
オススメのポイント!
- タイプLDやDCTなど豊富なバリエーションで、お気に入りが見つかるはず
こんなライダーにピッタリ!
- とにもかくにもツーリングに出かけたい! しかも快適に!!
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真のオールラウンダー
SUZUKI V-Strom650 ABS
アドベンチャー然としたスタイリングながら、オンロードタイヤを履くことで、高速道路やワインディングでのパフォーマンスを高めた。荷物の積載性や防風性能も文句無し!ツーリングの強い味方だ。
オススメのポイント!
- アップライトなポジションと高い走行性能の組み合わせ
こんなライダーにピッタリ!
- アドベンチャーバイクが好きだけど、オフロードはほとんど走らない
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【番外】スクーターなら、お洒落なイタリアン
エンジンやブレーキなどを大幅にレベルアップ!
イタリアのスクーターブランド・ベスパから、スプリント150とプリマベーラ125がそれぞれフルモデルチェンジを果たした。2016年モデルとして登場した2モデルは新型エンジン「アイゲット」を搭載。スターターモーターを新しくし、トランスミッションケースやドライブシャフトを新設計。マフラーも新形状とすることで、ノイズや振動を軽減している。さらに出力をアップしているのも見逃せないポイントといえよう。
他にもABSを標準装備。安全性も向上させている。

VESPA Primavera 125 ABS
トラディショナルなスタイリングを持つプリマベーラ。新型エンジンやABS標準装備のほか、ホイールサイズを11インチから12インチにアップ。走行時の安定性を増している(2016年8月1日発売)。

グローブボックスにはスマホなどを充電できるUSB給電ポートを装備。
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VESPA Sprint 150 ABS
角型ヘッドライトが印象的なスプリントは、新型155ccエンジンを搭載。軽二輪登録となるので、高速道路に乗ることもできる。遠出をする人やツーリングライダーにもオススメだ。
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