掲載日:2018年09月11日 トピックス
取材協力/ピアッジオグループジャパン 取材、写真、文/山下剛 構成/バイクブロス・マガジンズ
1968年にベスパが世に送り出したベストセラーモデル「プリマベーラ」のラインナップが、この夏からさらに充実した。排気量150ccエンジンを搭載したスタンダードモデルと50周年記念仕様、さらに「ヨットクラブ」と名づけられた特別仕様が加わったのだ。
『Primavera Yacht Club 150 ABS(プリマベーラ・ヨットクラブ 150 ABS)』は、紺碧の海を走るヨットをイメージしたボディカラーを特徴とする特別仕様車だ。
「ヨットクラブホワイト」と名づけられたベースカラーは専用色で、深い海の青さを表現したマリンブルーをアクセントカラーとしている。
このマリンブルーは「ネクタイ」と呼ばれるステアリングコラムカバー、センターコンソール(バッテリーケース)ラバーとフットボードラバーインサート、シート、前後ホイール、ボディサイドのストライプにあしわられ、爽やかなヨットクラブホワイトのボディに深みと気品を与えているのだ。
スチールモノコックボディは既存のプリマベーラと同一仕様だが、エンジンは12.9HPを発生する排気量155cc空冷単気筒SOHC 3バルブが搭載され、さらにパワフルな走りを実現した。これによって登録区分が軽二輪となり、日本の高速道路を走れる仕様となったため、日常の通勤や通学、買い物といった街乗りだけでなく、週末のツーリングも気軽に楽しめるようになっている。
ベスパ独自技術「i-get」エンジンはパワフルなだけでなく、150ccながらも40.3km/L(WMTCモード)という低燃費を実現している。
フロントブレーキに装備されたABSは、雨天や悪路を走行中のブレーキングに安心感をもたらしてくれる。
また、LEDヘッドライトやテールランプ、クローム仕上げが美しいハンドルスイッチトリムやシート表皮のステッチはプリマベーラ同様に高い質感を持っており、国産車とは一線を画す仕上がりが所有欲を満たしてくれるはずだ。
プリマベーラ・ヨットクラブ 150 ABSは、全国のベスパ取扱店で現在好評発売中だ。高級感と上質感にあふれるニューベスパをぜひその目でたしかめてほしい。
ステアリングコラムカバー、通称「ネクタイ」と呼ばれる部分もマリンブルーがあしわられ、ネクタイらしさがいっそう強調されている。
ヘッドライトはプリマベーラのスタンダードモデル同様に高輝度LEDを採用。夜間走行はもちろん日中の混雑した市街地での被視認性も高めている。
フロアボードにもマリンブルーがあしらわれ、センターコンソールとフットボードラバーが足元に彩りを添えている。
フロントシールド内側は開閉式になっており、カバーを開けると左側がUSB電源付きグローブボックス、右側はヒューズが配置される。
フロントカバーにはヨットクラブのバッジが装着され、特別仕様車であることをさりげなくアピールする。
マリンブルーのシートはホワイトのパイピングがあしわられた専用装備。上質なムードをよりいっそう高めている。
前後ホイールはマリンブルーにペイントしたうえでリムサイドに切削加工を施してアルミの地肌の質感を生かしたデザインだ。
シート下トランクはヘルメット1個を収納できる大きさで、トランクを取り外すとi-getエンジンが姿を現す。モノコック構造であることがよくわかる部分だ。
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