掲載日:2022年11月23日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY 取材・写真・文/ガスグラフィックス
9月21日掲載分で紹介したフロント17インチマグザムが、ビッグスクーターファンの間で注目を集めている。マグザム本来の美しいデザインはそのままに、過度なロングホイールベースや4輪化をすることなく、ボディ内部で収めるバランス重視派。それにも関わらず、ビッグスクーターとしては異様なほどのフロントホイールの存在感。オートバイでは当たり前な17インチというサイズがマグザムに収まる、このいい意味での異質な雰囲気が、大阪のゴッティが製作した“F7(エフセブン)”の魅力なのだ。
しかも、今回の車両は真っ白なボディと差し色のピンクにより、女性ユーザーに相応しい可愛い色合いが特徴。カラーチョイス次第で、高級志向のラグジュアリースタイルでも、威圧感などを封印しキュートに仕上げるのは、ゴッティが得意とするテクニックでもある。長い間このジャンルを盛り上げてきた同店にとっては、既存スタイルのラグジュアリーを継続することと、ユーザーに対して永遠に夢を与え続けることがテーマ。このF7のようなアイデアの追求こそが、ビッグスクーターに憧れるたくさんのユーザーに対する、ゴッティ流おもてなしの流儀なのだ。
スクーターの構造上、不可能と言われたフロント17インチ化を実際に形にした。ヘッドライトインナーとの接触の問題もあるため、ライト類はワンオフにて別途加工済み。アイライン内側やキャリパーもピンクに彩られている。
車体の色合いに合わせてハンドルバーもホワイト&ピンクへ彩られた。チョップタイプのフロントフェイスのためメーターは右のスピーカー上部へと移設。キッカーのオーディオを活用することで、音質も満足なものに仕上がった。
ゴッティお得意のワンオフシート。今回はエナメル地でメインがホワイト、パイピングとショップロゴ部分をピンクへと変更。ノーマルの時点でもシート座面が低いため、女性でも安心の足つきが得られるのもポイント。
サイズ感やデザインがお気に入りのため、ツーブラザーズ製サイレンサーを活用することが多い。ボディ下部に沿ってさりげなく設置された雰囲気が美しい。
ファイヤーパターン柄のデイトナ製ソウルプレートもホワイト&ピンクへと変更。車体に一切メッキを使用していないため、可愛らしい色合いで完成された。
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