究極の走りを追及したリア17インチのII型TMAX

掲載日:2019年06月12日 プロが造るカスタム    

取材・写真・文/ガスグラフィックス
取材協力/弥生

究極の走りを追及したリア17インチのII型TMAXの画像
ヤマハ TMAX500(弥生)

将来的な目標である究極のエンジンを目指し
足回りなどを徹底強化

「II型こそがTMAX最良のデザイン」がコンセプト。ノーマルのスタイリングは踏襲したまま、よりアグレッシブな雰囲気と、先々のエンジンチューニングを見据えて足回りなどの各部を強化した、チャレンジングスピリット溢れるTMAXがこちらの1台となる。

特筆すべきは、リアホイールをノーマルの15インチから17インチ化したことだ。こうすることで、装着できるタイヤのバリエーションが増え、よりレーシーな銘柄を装着できるようになった。さらに、大径化されたことでリアシートとの一体感が生まれ、より力強いスタイルを獲得している。

究極の走りを追及したリア17インチのII型TMAXのカスタム画像

また、見た目では分からないが、駆動系をマロッシ、星野設計などの各パーツを組み合わせながら独自のセッティングを見出し、さらに効率よく絶対的なパワーを引き出すために、旧排気系をビッグバルブとパワーコマンダーで武装。そして、弥生製リアサスペンションとブレーキ回りの強化で、今後のハイパワー化に備えたチューニングが施されている。

利便性の追及ではなく、走りを楽しむために生まれたビッグスクーター、それがTMAXだ。その素性を理解したユーザーによって、17インチ、ロングスイングアーム、そしてチェーン駆動といった独自のアイデアが次々と形になっていく。しかも、手ごろな価格帯であるII型だけに、今後もオリジナリティ溢れる車両が、どんどん生み出されることだろう。

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究極の走りを追及したリア17インチのII型TMAXのカスタム画像

TMAXユーザーの悩みの一つが、タイヤの選択であった。17インチ化したことで選択の幅が増え、走りをより楽しめる方向に。また、リア回りが大径化されたことで、車格も一回りグレードアップしたような雰囲気になっているのもポイント。

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ノーマルのベルト駆動から、チェーン駆動へと変更。こうすることで、駆動系だけではなくスプロケットの変更もできるメリットもあるが、加工そのものは決してイージーではない。スイングアームは延長され、走りに安定性も生まれている。

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TMAXで速さを求めるユーザーが憧れるビッグスロットルバルブを装着。駆動系と吸排気系もチューニング済みで、それらをパワーコマンダーを使って整える。今後はエンジンチューニングに取り掛かるため、現仕様は未来への布石でしかない。

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フロントも14インチから15インチへと変更。フロントディスクローターは310mm、キャリパーもブレンボを装着し、ストッピングパワーも申し分なし。このように、しっかりと止まれるセットアップができて初めて、走りが楽しめる車両となる。

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エアロパーツ各部は、もはや説明の必要がないほどの人気商品である弥生製を使用。細部に至るまで細かいパーツが各車種用で用意され、カーボンパーツもブラックとシルバーなど、広い選択肢が多くのユーザーから支持されている理由だ。

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