掲載日:2018年05月16日 プロが造るカスタム
取材協力/オルタネイティブ
取材・写真・文/ガスグラフィックス
ビッグスクーターカスタムのブームを牽引したヤマハ・マジェスティCは、エアロレスによるシンプルスタイルから、ごついエアロを身にまとった派手めなスタイルまで、どんなコンセプトカスタムでも受け入れられる懐の広さを持つ。その結果、マジェスティCをベース車両とする、様々なスタイルのカスタムが何年にも渡って生み出され続けているのだ。
外装の基本カラーはブラックで、インナーをゴールドとしているオルタネイティブのマジェスティC。人気のロータス製スーパーローフェイスにより、一見シンプルスタイルのように感じるが、リアの左右には大迫力の極太マフラーとダミーエアクリーナーを装着し独特の雰囲気を獲得している。そしてアンダーカウルはベル製、リアスポイラーはビビッドパワー製のものを使用し、あえてブランドをミックスすることで、古さと新しさを兼ね備えたオリジナリティの高いスタイルにまとまっている。
ビッグスクーター用のパーツが各社から出ていた一時期と比較すると、現在は新品で手に入るパーツは少なくなってきており、カスタムで自分の個性を出すことが難しい時代だ。しかし新品、中古品の違いに固執せず、フレキシブルに取り入れていくカスタムスタイルは、これからの時代だからこそ増えていきそうな予感がする。それは今回のシンプルと派手さを併せ持つマジェスティCのカスタムにも当てはまる手法だ。既存のルールに捕らわれないスタイルが、今の時代は強く求められていることは間違いない。
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