スクーターレースでの実績高いKN企画によるTMAX530

掲載日:2018年05月23日 プロが造るカスタム    

取材協力/KN企画
取材・写真・文/ガスグラフィックス

スクーターレースでの実績高いKN企画によるTMAX530の画像
ヤマハ TMAX530(KN企画)

ストリートからサーキット仕様に発展を遂げたTMAX530

KN企画と言えば、小型スクーターによるレースやタイムアタックなどで活躍し、日本を超えて世界でその名を轟かせている名門ブランドだ。そのKN企画のワークスカラーに彩られたTMAX530が、2018年4月8日に開催されたTMAX DAYSに参加。早速その概要をお伝えしよう。

こちらの車両は、KN企画のスタッフである長藤氏の愛車であり、元々はストリート用として購入したもの。同氏は長いことサーキット走行から遠ざかっており、ブランクがあったものの、2016年からスタートしたTMAX CUPにフル参戦。その結果、年間ランキング3位を獲得したのだった。2017年は1戦目で転倒リタイヤしたことにより活動を休止し、今年から再始動。今回のTMAXは完全にサーキット仕様としてリニューアルされたものになる。

スクーターレースでの実績高いKN企画によるTMAX530のカスタム画像

KN企画は、人気のブランドKOSOの日本総代理店も務めているため、この車両にはKOSO製品をはじめ、KN企画製品が数多く装着されているのが特徴。特にKOSO製追加メーターにより、ヘッド温度、油温度、油圧、電圧、水温と徹底管理。また、駆動系パーツも豊富なため、プーリーセットをベースにトルクカム、クラッチキットの導入で、理想的なセッティングを追求。そこに、定番の吸排気系パーツやECUを装着することで、余すことなくチューニングが施されているのだ。

ちなみに、このTMAXでのレース参戦は、KN企画のスタッフである長藤氏の個人活動という位置づけであり、KN企画としてのワークス活動ではない。しかし、小型スクーターレースで活躍してきたブランドに関連した車両がTMAXレースに参戦しているのは、非常に興味深い。TMAXユーザーにとっても、KN企画で様々なパーツが用意されていることを知る貴重な機会となることは間違いないだろう。

ヤマハ TMAX530(KN企画)の詳細写真は次のページにて

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