掲載日:2017年06月21日 プロが造るカスタム
取材協力/サワダサイクル
取材・写真・文/ガスグラフィックス
ビッグスクーターのカスタムに興味が無い人が見たら、限りなくノーマルにしか見えないこちらのフュージョン。カスタムの定番だったショートスクリーンも、バーハンドル化もされておらず、シートもノーマル。だからこそ「なぜこれが?」と、いぶかしがる人も多いだろう。しかし細かいポイントをチェックしていくと、実にマニアックなカスタムが施されている。そこがサワダサイクルが作り上げたフュージョンの特徴だ。
フュージョンは1986年に発売が開始された。その後中古車の人気高騰により、ホンダが再販を開始したのが2003年。その再販のノーマル状態ですでに、ショートスクリーン、バーハンドル化が施されていたほどだから、この初期型ルックのカスタムスタイルがいかにマニア好みなのかは言うまでもない。
しかし派手にカスタムすることが全てではなく、日常使用でシンプルにさりげなくカスタムスクーターライフを楽しむことを提案しているのが重要で、これを音楽に例えれば、メジャーシーンに対抗したインディーズバンドの反骨精神、とでも言えば理解してもらえるだろうか。
こういった様々なスタイルがあるから、ビッグスクーターの世界はおもしろい。
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