ベスパ GTS250
ベスパ GTS250

ベスパ GTS250 – 先進デザインとファッション性で時代をリード

掲載日:2016年10月05日 試乗インプレ・レビュー    

取材・文/佐川 健太郎  写真・動画/山家 健一  衣装協力/HYOD

詳細写真

F.I.式の水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ244ccエンジンとCVT(自動無段階変速機構)や自動遠心クラッチなどの駆動系が一体となったスイングユニット方式を採用。現代のスクーターでは一般的なシステムだがベスパが先鞭をつけたものだ。

新たに強化スライディングサスペンション(ESS)を装備した片持ち式フロントフォークは航空機製造技術を応用したもので、素早いタイヤ交換が可能。前後12インチホイールには共にφ220mmディスクブレーキを採用し、制動力も万全だ。

ベスパ伝統のノスタルジックな丸目一灯タイプのヘッドライト。フロントカウル左右のウインカーを兼ねたポジションランプにはLEDを採用している。

大きな角形テールランプが印象的なリアビュー。ボリューム感のあるボディ一体型リアカウルの左右にはフロント同様ビルトインタイプのウインカーを装備する。

クロームメッキのバーエンドやヒルトが美しいグリップ部。スロットル操作は軽すぎず重すぎず丁度いい手応えだ。セルスターターボタンの左に見えるスイッチは、メーター表示の切り換え用。

レッグシールドに内蔵されたグローブボックスの容量は少なめ。ヒューズボックスの左下にはUSBポートが見える。走行しながらスマホの充電などには重宝するはずだ。分割式のコンビニフックは大きめで使いやすい。

高級感あふれるベージュカラーのシートはクッションにもコシがあってスポーティな乗り心地。ホールド性に優れ、タンデムでも十分ゆとりのあるスペースを確保している。

スイッチひとつでロックを解除できるシート下スペース。半キャップタイプのヘルメットなどが1個収納できて、さらにスペースに余裕あり。右後部には給油口が見える。

シート下スペースのトレーは簡単に取り外すことができ、ユニットスイング部分に容易にアクセスできるなど整備性の良さもポイントだ。ボディを形作る外装そのものが強度部材にもなっているモノコック構造がよく分かる。

クロームメッキが施されたラゲッジラックをシート後方に装備。耐荷重は5kgまで。バネで自動的に跳ね上がって折り畳まれる仕組み。小さなトランクなどをお洒落に積んでみたい。

フラットで広々としたフットレスト。スカートの女性でも乗り降りがしやすく、滑り止めのゴムが前後方向にセットされていて雨の日でも安心感がある。

折り畳み収納式のタンデムステップ。高級感の漂うアルミ製で、バーを出し入れするときのアクションも節度があってカッコいい。そんな細かいディテールのこだわりがベスパの魅力でもある。

シンプルでエレガントなメーターまわり。アナログ式速度メーターの下にはマルチファンクション液晶パネルを採用。オドメーター、ガソリン残量、トリップ、時計などを表示する。

ベスパ GTS250 動画でチェック!

SPECIFICATIONS - VESPA GTS250

ベスパ GTS250 写真

価格(消費税込み) = 69万8,000円
※表示価格は2016年10月現在

「GTS=グランツーリスモ」の名のとおり、街乗りからタンデムでのツーリングまでこなす、イタリアを代表するスクーターメーカー「ベスパ」のお洒落なプレミアムモデル。

■エンジン型式 =水冷4ストローク単気筒 SOHC 4バルブ
■総排気量 =244cc
■ボア×ストローク =72×60mm
■最高出力 =21ps(15.7kw)/8,500rpm
■最大トルク =19.9Nm/6,750rpm
■トランスミッション =自動無段階変速
■サイズ =全長1,930×全幅755×全高1,170mm
■車両重量 =151kg
■シート高 =790mm
■ホイールベース =1,370mm
■タンク容量 =9.5リットル
■Fタイヤサイズ =120/70-12
■Rタイヤサイズ =130/70-12

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索