

掲載日:2012年12月20日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/田宮 徹
メーターは、指針式回転計と液晶パネルの組み合わせ。液晶部には、速度やオド・トリップはもちろんのこと、時刻やバッテリー電圧、標高、瞬間燃費の表示機能もある。残燃料と水温は、バーグラフで表示される
やや浅めだが、コンパクトに設計されたフルフェイスヘルメット(SHOEIのZ-6)のLサイズがぎりぎりで収納でき、さらに写真のようにスペースの余裕があるシート下トランクを装備。DC12V電源ソケットも備えている
ハンドル下部には、500mlペットボトルなどが収納できるインナーポケットと、便利なコンビニ袋用のフックを装備する。ワンタッチオープン式の給油口もハンドル下部にあり、シートを開けずに燃料の補充ができる
メインキーシリンダーは、盗難抑止効果を高めるシャッター付き。キーヘッド部を使ってシャッターを開ける。機能が集約され、キーオフの状態からそのまま右に回すと給油口、左に回すとシートが解錠される
フロントブレーキには、片押し2ポットキャリパーとステンメッシュホース、ウェーブ形状ディスクを使っている。星型スポークのアルミ製ホイールは12インチ径。試乗車は、チェンシン製のタイヤを装着していた
ガス室別体タイプのリアショックは、このクラスとしては、またはツインショックとしては非常に珍しく、プリロードの無段階調整機能を備える。黄色のスプリングと赤いカラーで、とてもスポーティな雰囲気だ
フロントがウェーブ形状ディスクを採用するのに対し、リアは円形タイプのブレーキディスクを採用する。キャリパーは対向2ポットで、ステンメッシュのホースを装備。リアも12インチ径ホイールとチェンシン製タイヤだ
ヴォルテックス・クーリング・エンジンと呼ばれるユニットスイング式の水冷エンジンを採用。これまで課題だった点を徹底的にクリアし、約16馬力の最高出力を実現。最大トルクを7000回転で発生する高回転仕様だ
エンジンは水冷式で、クーラントを冷却するためのラジエターを、フロントパネルの裏側に配置している。ラジエターを通過した熱気は、パネル両サイドのダクトから排出。ラジエターにはファンも装備している
フロアボードは、乗り降りがしやすいフラット仕様。ボード前側には、足を投げ出せるスペースがある。タンデムライダー用のフットレストは、ワンタッチ式の折りたたみバータイプで、様々な靴底形状にフィットしやすい
座り心地や足着き性にこだわったシートを装備。タンデムライダー用のスペースは、見た目から受ける印象よりも広く、自由度がある設定。リアウイング風にデザインされたキャリアは、グラブバーも兼ねている
前後ウインカーはクリアレンズタイプ。大きくて視認性に優れるテールランプとともに、高輝度LED仕様とされている。テールレンズとリアキャリアは、中央部に向かってシェイプされ、スポーティさを演出する
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