掲載日:2011年03月25日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
スカイウェイブ650は、638ccのエンジンを搭載した大型スクーターです。かねてより販売していた250cc版、400cc版同シリーズの上位機種として2002年6月に発売されました。その特徴は風格のあるデザインと、大排気量エンジンによる余裕の走りです。また2004年1月には、ABSと電動格納式ミラー、タンデムシートのバックレストを装備した上級グレード、スカイウェイブ650LXが登場しました。このLXは、2005年4月に電動可動式のスクリーン、2008年11月にはシートヒーターとグリップヒーターが標準装備となりました。ちなみに2011年3月現在、新車で販売しているグレードはLXのみです。
詳しく見ていきましょう。まずエンジンですが、電子制御式フューエルインジェクション採用の水冷並列2気筒を搭載しています。メッキシリンダーで冷却性と耐摩耗性を確保し、最高出力は37kW、最大トルクは60Nmとパワフルに仕上がっています。また、アイドルスピードコントロール機構で冷えた状態からの始動性も向上、O2フィードバックシステムに加え排気ポートへの二次エア供給装置やマフラー内蔵のキャタライザーなどで平成19年の国内排出ガス基準に対応しています。
ミッションは、状況に応じてドライブモードとパワーモードを選ぶことが出来るフルオートマチックに加え、6段変速マニュアルモードの選択が可能な電子制御式のCVTです。マニュアルモードでは左側ハンドルバーのUP、DOWNスイッチでモーターサイクルと同様の操作感覚が楽しめます。CVTのVベルトには強化アルミ合金と耐熱ラバーで構成されるドライハイブリットベルトを二輪車として初めて採用、高い伝達効率と耐久性を実現しています。
シート下のラゲッジスペースは、フルフェイス2個を収納しても余裕がある56Lの大容量。フロントには3つのコンパートメントを用意し、そのうち中央の大型コンパートメント内部にはDC12V電源を取れるアクセサリーソケットも装備しています。
快適な走りに重きを置いたラグジュアリースクーター。エンジンは600ccの並列2気筒で出力は37kW。外装デザインは、低重心の引き締まったフォルムに仕上げられている。
コミューターとしての快適性とモーターサイクルの楽しさを合わせ持つオートマチック・スーパースポーツ。500ccのエンジンは、水冷の並列2気筒、最高出力は28kw。
500ccの水冷単気筒インジェクションエンジンを搭載するスポーツスクーター。エンジン出力は28kW。イタリアメーカーならではの車体デザインも特徴。
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