掲載日:2012年07月05日 プロが造るカスタム
写真・文/HIRO(有森弘忠)
70年代らしい、スッキリとしたフォルム。ハンドル、タンク、シッシーバーと、角度や形状すべてが一貫してチョッパーテイストを演出している。車両全体をダークトーンに仕上げることで、タンクがより際立った印象に映っている。
バイクの黄金期として知られる1970年代。多くのメーカーから数々のスタイルやモデルの車両が世に送り出された時代であり、それらのカスタムに合わせたペイントも多種多様で、凝ったデザインが施されたそれは、乗り手はもちろん見る者も魅了していた。
そんなカスタムペイントを得意とする山口県は周南市の420KUSTOMSが、製作から塗装まで全てを手掛けた一台がこのバイクだ。70年代のソウルペイントと言えばハーレーを思わせるが、それを国産アメリカンでやりたかったと語るのは代表の東野氏。
「アメリカンは何でもハーレーが一番と思われている。ジャンルの生まれはそうかもしれないですが、日本車の素晴らしいクオリティにハーレーのカスタム要素を取り入れれば、それ以上の仕上がりになります。このバイクはそんな気持ちで作った一台です」
ワンオフで製作したフレームに、様々なペイント技法を取り入れたタンクは70'sチョッパーそのものである。ペイントから製作までマルチにこなす420KUSTOMS。今後紹介する車両にも期待して欲しい。
自社ピンストライパーのCasminによるエアブラシが施されたワンオフタンク。女性らしいソフトタッチのペイントが美しい。
リボンのグラフィック間にスカルが描かれたタンクサイド。米国セブンティーズスタイルを彷彿させるカスタムペイントだ。
タンクからの流れを崩さないようスムージングされたフレーム。ここも70年代当時多く用いられたカスタムの一つだ。
さらりと装着されたテールランプだが不良の乗り物だと言わんばかりの文字が入る。オーナー装着希望のアイテム(笑)。
リヤサスペンションはリジットバーを採用。細身かつ、凝った造形のアイテムなので車体のバランスを崩すことはない。
細めのホワイトリボンが入ったクラシックパターンのリアタイヤ。リアのみをホワイトリボンにする玄人的カスタム。
住所/山口県周南市櫛ヶ浜545-36
TEL/FAX 0834-25-3586
営業/10:00~20:00
定休日/不定休
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