

掲載日:2012年02月16日 試乗インプレ・レビュー
空冷4ストロークOHVエンジンの総排気量は229cc、最高出力約14馬力を7,000回転で発生させる。2次エア導入システムを採用し、ユーロ3に適合するクリーンな排気性能を誇る。
吸気にはキャブレターを採用。ピストンバルブ強制開閉式で、加速ポンプを装備する。エアクリーナーはボックスを持たないパワーフィルタータイプ。
マフラーはシガーバータイプ。十分な容量を確保し、消音性能は高い。横方向への張り出しが大きいため、体格によっては右足と干渉する場合もある。
フロントブレーキはディスクブレーキを装備。キャリパーは片押しピンスライド2ピストン。タイヤサイズは90/90-21。
リアはリジッドのため、アクスルはスイングアームではなくフレームに設けられている。リアブレーキは片押しピンスライド2ピストンキャリパーのディスクブレーキで、十分な制動力を確保している。リアタイヤはファットな140/70-18サイズを採用する。
シートはシンプルなサドルタイプで、2本のショックユニットにより支持されている。シートのスポンジは薄くクッション性が弱いため、長時間の走行は負担が大きい。
ステップ位置はフォワードコントロール。ステップバーは貫通式で、ハイウェイペグ的な形状が持たされている。
シート下のボックスにイグニッションキーのシリンダーが設けられる。ボックス内には電装系パーツを内蔵している。
ヘッドライトユニットはベーツタイプ。純正のヘッドライトバルブは赤みが強く、暗く感じられる。もちろん出荷状態で保安基準は満たしているので公道走行は可能だが、もう少し光量が欲しいところ。
メーターはスピードメーターのみのシンプルなもので、文字盤は「km/h」と「mph」の両方を表示。走行距離計はオドメーターのみでトリップメーターは装備されない。インジケーターは、ウインカー、ニュートラルランプ、ヘッドライトの「Hi/Lo」の3つ。
右側ハンドルスイッチには、セルスターターボタン、キルスイッチ、ハザードスイッチを装備。
左側ハンドルスイッチには、プッシュキャンセル式ウインカーボタン、ヘッドライトの「Hi/Lo」切り替えスイッチ、パッシングスイッチ、ホーンボタンを装備。
燃料タンクはスタイリッシュなピーナッツタンクタイプで容量は8リットル。実燃費で30km/Lを余裕で超えるため、航続距離は250km以上を確保している。タンクキャップは捻込み式で、キーロックは装備しない。
リアフェンダーは薄く、左右にカット加工を施したカスタムフェンダー的形状が持たされる。テールランプはキャッツアイタイプ、ウインカーレンズはホワイトを採用。
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