掲載日:2015年11月19日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ドラッグスター1100のバリエーションモデルとして、2000年10月に追加発売となったのがドラッグスタークラシック1100です。フロントには130/90-16サイズの太いタイヤを履き、前後のフェンダーは大ぶりなものとなっています。フロントフォークにはクロームメッキのフォークカバーを装着、ステップはフットボードタイプとなり左足のチェンジペダルはシーソー式を採用。そのほかリアシートやウインカー、テールランプなどまで、クラシック感を強調するパーツへと置き換えています。
エンジンは空冷SOHCの75度Vツイン、ボア・ストロークは95mm×75mm、排気量は1063ccです。低中速域の力強いトルク特性に加え、ビッグボア&ショートストロークの設計により高回転域まで伸びる出力特性を実現しています。さらにメッキシリンダーや鍛造ピストン、浸炭コンロッドなどの技術も投入。キャブレターにはスロットルポジションセンサーを採用し、スロットル開度に合わせ最適な点火時期制御を行っています。
ロー&ロングの車体フォルムに貢献するのは、高剛性ダブルクレードルフレームです。低く、前進させた位置にエンジンを搭載し、バランスの取れたスタイリングながら710mmという低いシート高を可能としました。またリアの足まわりには、113mmのストロークを持つリンク式モノクロスサスペンションを採用。フロント周りのディメンションは、車格や重量に合わせてキャスターとトレールを設定。重厚な乗り心地ながらも、取り回しの快適さを確保しています。
ブレーキはフロントに外径298mmのディスクと異径2ポットキャリパーをダブルで装備、リアにも外径282mmのディスクブレーキを採用し、車格にふさわしい制動力を確保しています。
なお、ドラッグスタークラシック1100はすでに生産終了となっています。2008年モデルのメーカー希望小売価格は、当時消費税5%込みで95万5,500円でした。
ファットな足周りやフットボード、幅広のハンドル、グラマラスな車体のスタイリングなどを特徴とするクラシックスタイルのクルーザー。エンジンは902ccの水冷Vツイン。
水冷Vツインのハイパフォーマンスエンジンを搭載するヤマハの輸出モデル。スーパースポーツに匹敵する軽快さとクルーザーらしい落ち着きを両立したハンドリング性能を持つ。
ドラッグスタークラシック1100のベースとなったクルーザー。110/90-18サイズのフロントタイヤや小ぶりな前後フェンダー、ペグタイプのステップなど軽快な装備を採用。
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