ヤマハ ドラッグスター1100

掲載日:2015年11月12日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ ドラッグスター1100の画像
YAMAHA DragStar 1100

心地良いエンジンと軽快なハンドリングが魅力
ネオクラシックスタイルのミドルクルーザー

1996年から1998年にかけて普通二輪クラスでベストセラーとなったドラッグスター400の大排気量版として、1999年に登場したのがドラッグスター1100です。ワイルドなローダウンフォルムの車体に、スムーズに吹け上がる空冷のVツインエンジンを搭載。また、見た目からは想像もできない軽快なハンドリングも併せ持っています。

排気量1,063ccのエンジンは、メッキシリンダーや鍛造ピストン、浸炭コンロッドなどの技術投入で高性能化。フリクションロスやピストン慣性重量の低減などで、高回転までストレスなく回るキャラクターに仕上げています。また、スロットルポジションセンサーの搭載やシャフトドライブの採用でスムーズな発進と加減速を可能としています。

シリンダーヘッドカバーやメーターボディ、サイドカバーをはじめ車体の随所にクロームメッキのパーツを配置。スタイリングは均整のとれたロー&ロングフォルムとなっていますが、これを可能としているのはドラッグスターシリーズ共通の三角形を描く高剛性ダブルクレードルフレームです。エンジンを低く、前方寄りにマウントすることで、1640mmのロングホイールベースと690mmの低いシート高を実現しています。

リアのサスペンションには、113mmのストロークを持つリンク式モノクロスサスを採用し、快適な乗り心地を生み出しています。フロントフォークもストローク量を確保するとともに、キャスターアングルを立て気味にセッティングすることでスポーティなハンドリングに。また、ブレーキはフロントに298mm径のディスクと異径2ポットキャリパーをダブルで装着、リアにも282mm径のディスクブレーキを採用して制動性能を確保しています。

なお、ドラッグスター1100はすでに生産終了のモデルです。2008年モデルのメーカー希望小売価格は、当時消費税5%込みで90万3,000円でした。

ヤマハ ドラッグスター1100のここがポイント!
  • ● クロームメッキパーツを多用したハイグレードな装備
  • ● スポーツ性と味わいを両立したVツインエンジン
  • ● クルーザーの魅力を引き立てるローダウンフォルム

ヤマハ ドラッグスター1100のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    シャドウ ファントム〈750〉

    フラットなトルク特性の水冷Vツインエンジンを搭載する、ロー&ロングスタイルのクルーザー。車体カラーをはじめ、各部のパーツにまでマットブラックの塗色を多用する。

  • カワサキ
    バルカン900クラシック

    グラマラスなデザインの車体にディープフェンダーやファットタイヤを装備し、どっしりと構えたクラシックルックのクルーザー。エンジンはトルクフルな902ccの水冷Vツイン。

  • ヤマハ
    XVS950A

    不等間隔爆発のパルス感を楽しめる空冷Vツインを搭載したミドルクルーザー。スポーティかつネオクラシックなスタイリングや、大らかでありながら軽快な乗り味などが魅力。

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