【Page2】ハーレーダビッドソン FLHTK・試乗インプレッション

掲載日:2010年02月03日 特集記事    

記事提供/2009年10月1日発行 月刊ロードライダー 10月号
Report/和歌山利宏 ■Photo/徳永 茂
■問合先/ハーレーダビッドソンジャパン(お客様関連室) [TEL]03-3457-0991

ロードライダーインプレッション~XR1200X、FLHTK、FXDWG、ゼファー750、CB750~

新旗艦に洗練された快適性とH-Dらしさ

巨体を忘れさせる
スポーティさがある

ハーレーといえば、エレクトラグライド。1965年、デュオグライドにエレクトリック・セルスターターが装着されたことがネーミングの由来なのだが、フルドレスで威風堂々としたスタイリングはそもそもはH-D唯一のものであり、イメージリーダーになってきたのである。

このエレク卜ラグライド・ウルトラ・リミテッドは、ツーリングファミリーの新旗艦モデルだ。103キュービックインチ(1689cc)のH-D最大排気量を持ち、ヒーテッドグリップ、ラゲージラック、オイルクーラー、専用メーターパネルなどを装備、ウルトラ・リミテッド=超限定とするだけのことはある、まさに豪華モデルなのだ。

……となると、思わず身構えてしまうが、ライポジは意外にもコンパクトで、ごく普通のバイクという感じ。ハンドリングにも優れ、普通にコーナリングを楽しめるし、何より快適で安心感が高く、巨体を扱うのが楽しくなってくる。排気量アップされたエンジンは、この巨体を引っ張ることにストレスがないばかりか、余裕を感じさせる。

ただ、足着き性は悪くないものの、これだけのフルドレス仕様だけに重心が高く、低速時の取り回しで高重心感があって不安定に感じることがあるが、これは慣れの問題だろう。

思い出すと、20年近く前のH-Dのフルドレスツアラーには、ホンダのGL1500が達成していたレベルからすると旧車の感さえあったものだが、これは快適性も見事に洗練され、さらに上質感の中にH-Dらしい味わいを備えている

 

2010年型として登場したエレクトラグライド・ウルトラ・リミテッドは、ツーリングファミリーの中でも最上級となる旗艦モデルで、排気量をビッグツイン系最大に拡大するとともに、豪華装備を見事にパッケージングしている。塗色は写真のブラック/パールのほか、レッド/ブラック、パール/ブラックが用意される。

 

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