千葉県警交通機動隊全面協力!
白バイの安全運転テクニックを学んで、あなたも公道走行のスペシャリストを目指そう!
■掲載日/2011年2月25日
■投稿者/バイクブロス×マガジンズ編集部
■動画掲載記事/“白バイ流” 安全運転テクニック Lesson13/低速バランス

数多くあるミニバイクの中でも、イジられ役の代表的存在と言えばモンキーだろう。小柄なマシンはまさに実物大プラモデル。ありとあらゆるパーツの中から、お気に入りを見つけて装着していく楽しみは、多くのライダーを虜にしてきた。純正パーツが見当たらないほどのフルカスタムは、雑誌やWEBでも多くの注目を集めている。一方で、ひたすらノーマルを維持する趣向もある。発売当時の雰囲気を残すべく、オリジナルパーツに拘り続けるタイプだ。
しかし、今回ご紹介するモンキーは、そのどちらでもないライトカスタムの類に含まれる。車両オーナーの嗜好を汲み取ったM.B.S.Komo.は、カスタムの方向性を「ノーマルルックを貫くこと」とした。一般的にカスタムとは変化を楽しむものなので、違いを主張する方向に偏りがちではある。しかし、ノーマルと同じ取り回しのSP武川製のZスタイルマフラーや、アルミの丸パイプにより強度を増したGクラフト製ノーマルルックスイングアームなど、セレクトされたパーツはモンキーのスタイルに溶け込むものばかり。それでいて、ライダーが欲するニーズに応えるという、シブいパーツをチョイスしているのだ。
モンキーらしいコンパクトで親しみやすいスタイルを保ちつつ、要点だけカスタムすることでライダーにフィットした一台。注目はされにくいが、これもカスタムマシンとして完成されたひとつの形と言えるだろう。
'80年代カスタムブーム黎明期から常に新しいパーツ、新しいトレンドを生み出してきたのが、今や老舗格となったカスタムショップ、オートマジック。そして、その裏テーマは常に『他と違うモノを作り、世の中の半歩先を行く』だったと言えるだろう。
「どの車種がいいとか、自分が今持っているバイクをベースにこういうカスタムを作りたい、というオーダーももちろん多いですけど、それ以上に多いのが『オートマジックで何かバイクを作りたい』と言ってやってくるお客さん。これも他と違うモノを作り続けてきたからじゃないかって思うんですよね」(オートマジック代表・荒木さん)
この車両のオーナーも、まさにそんなオートマジック・ファンのひとり。この車両の場合、ベースとなったのは店頭在庫として販売されていたコンプリートカスタムなのだが、その後2度ほどの仕様変更を受けて、現在の姿となっている。特筆すべきは外装パーツの細かいモディファイ。'95~'02年に販売されたGPZ1100をさらにブラッシュアップする方向でサイドカバーやアンダーカウルのライン、あるいはアッパーカウル形状などを微妙に変更している。ニンジャでやっていくのではなく、後継でありながら当時は今ひとつ人気の出なかったGPZ1100をあえてベースとする意味も、これなら十分あるだろう。
「GPZってスイングアームが鉄ですごく重かったり、ブレーキまわりのグレードがイマイチだったりするんですけど、そこさえ手直しすれば、そもそも車体剛性が高いし、ワイドホイールがフレーム無加工で入るなど、メリットはかなり大なんです。タマ数は少ないですけど、走り重視ならオススメ。このルックスならいいと思いませんか?」(同)



標高975mの谷地峠は、福島県と山形県の県境。福島県側は五枚沢林道、山形県側は葡萄沢林道という。赤崩山の尾根にあり、五枚沢林道側の峠近くは展望がよく、深く広い谷と飯豊山地を見渡す。天候に恵まれると会津盆地も遠望できる走りやすい林道だ
5月上旬、北塩原村の金沢峠に着くと気温8℃、標高1089mに広がる雄国沼は、積雪が美しい白銀の世界だった。金沢峠から雄国林道を少し下ると、コーナーの途中に大窪林道の入口がある。会津盆地を見渡せる2kmほどのダートを往復して、喜多方市街に向かった。情緒あふれるレンガ蔵などを見学し、「ヒメサユリ群生地宮川公園」を目印に次の林道に移動した。宮川公園は桜が満開で綺麗だった。ここから直ぐに分岐③に着き、まずは林道二ノ倉山線を走る。飯豊山地の展望はなかなかで、陽光が降りそそぐ道は暖かだった。
次は五枚沢林道。少しずつ高度を上げ林間に入る。ヘアピンカーブを繰り返し、谷底から離れると、前方に赤崩山が見えてくる。切り裂かれた山肌を縫うように峠をめざすが、積雪で走破できず。なので、北側に位置する葡萄沢林道に迂回したが、入口はゲートで閉ざされていた。
再び県道378号を戻り、峰越林道高造路小屋線に来た。開けた場所や峰越林道らしい望遠区間があり、小川には水芭蕉も咲いていた。でも、昨年から舗装化が進んでいたようで、ダートは減っていた。雪が残る飯豊町周辺の林道を走り。米沢市街を経由し、県道233号を南下。綱木川沿いに進み、「旧会津米沢街道入口」の先から、市道百子沢線に入る。走りやすい道の脇には、フキノトウが芽吹いていた。しかし、峠近くから鷹ノ巣山線側は積雪していた。予想どおりの展開に走りながら思わず笑みがこぼれた。

雪が降ると閉ざされてしまう雄国沼。雄国沼湿原植物群落として国の天然記念物に指定され、ニッコウキスゲの群落で有名。秋の紅葉もみごとで、6月末~10月まで賑わう。金沢峠は雄国沼を一望できる展望スポット

上杉謙信を祀る「上杉神社」。大正12年に伊藤忠太の設計で建立。その作りは城下町米沢に情緒と品格をもたらしている。隣接する上杉神社宝物殿「稽照殿(けいしょうでん)」も同氏の設計。参道に架かる「舞鶴橋」ともに重要文化財
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桜の木に囲まれた「道の駅喜多の郷」。喜多方の先人の知恵や文化を紹介する「蔵のまち四季彩館」、日帰り温泉「蔵の湯」、レストラン&お土産店があり、喜多方ラーメンはもちろん、ラーメンの麺で具を挟んだラーメンバーガーも販売。観光案内所にて「観光案内絵地図」や、約120軒の「ラーメンマップ」も配布されている。日帰り温泉「蔵の湯」は9時~20時まで営業。大人500円。第一水曜日定休。
営業時間/10時~19時
料金/大人500円(日帰り入浴)
住所/福島県喜多方市松山町鳥見山字三町歩5598-1
電話/0241-21-1139
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まだこのクラスが、「ターミネーターズ」や「スーパーバイカーズ」と呼ばれていた98年に新登場し、メーカーメイドの国産スーパーモタードとしては元祖とも言える存在として、大人気となったD-トラッカー。08年春、そんな“Dトラ”が、ベースとなったKLX250と同時にフルモデルチェンジされて、この“X”となった。その際に、燃料供給にF.I.を新採用。前後ブレーキのディスクはペタル形状となり、メーターはかなり大型の新作液晶タイプに。スイングアームは新作のD字断面タイプへとチェンジされ、スタイリングも大幅に刷新された。
さらに、かつてのD-トラッカーは、ベースとなったKLX250にただ前後17インチホイールとロードタイヤを履かせたようなモデルだったが、このXには数々の専用装備が与えられている。フロントブレーキは、KLXよりもディスクが大径となり、前後サスペンションのセッティングが専用化されているほか、ハンドル幅の縮小や、エンジンアンダーガードの廃止など、オンロードを意識した装備に。フロントフェンダーやバックミラーのデザインも専用とされている。
エンジン本体や、カワサキの伝統である角型断面スチールパイプ製のペリメターフレームは、基本的には従来型を踏襲している。ただし、吸排気系が変更されたことで、エンジンフィールは以前のモデルとはだいぶ異なる。力強さという点では環境規制前のモデルが優れるが、低中回転域でクルージングしているときの心地よさ、そしてエンジンを高回転域まで回して走る楽しさという点では、Xが上回っている。また、当然ながら各部の仕様が専用化されたことで、コーナリングや制動力は、舗装路にベストマッチされている。ちなみに足まわりは、フロントサスの圧側減衰力と、リアサスの伸圧減衰力およびプリロードが調整できる。
09年春と10年末にカラーバリエーション変更を受けたが、基本的な仕様は08年から11年まで、とくに変わりはない。新車で買うもよし、かつてのお気に入りカラーを中古で購入するのもありだ。

アルミ材とスチール材を組み合わせたフレームに、最高出力31馬力を誇るパワフルなF.I.仕様エンジンを搭載。07年秋に、オフロード車のWR250Rとほぼ同時に登場した。

03年春に新登場したが、すでに生産は終了。同じ年にフルモデルチェンジしたXR250をベースとする。エンジンは、キャブレター燃料供給方式の空冷だが、パワフルだ。

セロー250をベースとしたストリートモデル。親しみやすさを重視しているため、D-トラッカーとは少し方向性が異なるが、同じ時代に新車で買えるということではライバル関係。

ふたりで走ること、都市によく似合うこと、この2つにこだわって作られた250ccスクーターがジェンマです。そのフォルムは他に類を見ない特徴的な流線型で、ロングホイールベースではありますが前後のオーバーハングを切り捨てることでコンパクトで軽快な印象に仕上げられています。車体に対しリヤタイヤが上下動するのが分かりやすいようにデザインされているところも斬新です。
車体デザインを語る上では外せないシート形状は、機能とマシンコンセプトを両立した独創的なフォルム。シートハイトが低く作られているのは跨りやすさを追求してのことです。また二人のライダーが自然に会話できるように、前席と後席の座面段差が少ないフラットシートを採用しています。もちろんこの低いシートが、車体全体のスタイリングにも大きく貢献していることも見て取れます。シートハイトの低いジェンマには、他の多くのビッグスクーターとは違いシート下に収納スペーが用意されていません。その代わりシートの前側にフルフェイスヘルメットを収納できるフロントラゲッジが用意されています。このフロントラゲッジは、シートに跨ったままヘルメットを脱着し出し入れするという新しいスタイルを造り出しています。
そのほかのユーティリティや装備にも、ジェンマならではの特徴を見ることができます。ライダーの目前に配置された4連メーターは紫色のバックライトで照らされ、夜のライディングを効果的に演出します。後輪のブレーキロックはシート左側に配置されたクロームメッキのレバーで作動と解除ができます。タンデムシートの背面にはバッグレストを兼ねた、ヘルメットホルダー付きグラブバーも装備されています。
ジェンマに搭載されるエンジンは、低速トルクを重視した水冷の4サイクル単気筒です。フューエルインジェクションが採用され、始動性、燃費、環境性能などの面でも高い性能を備えています。リアサスペンションには、タンデムでも1人で走る時でも快適な操縦安定感を与えてくれるリンク式のモノショックが用いられています。しっかりとした足回りが街乗りから高速走行まで高い走行性能を発揮し、快適なライディングをサポートしています。

ロー&ロングスタイルや足着き性、タンデム時の快適性などが人気の250ccスクーター。中低速のパワー感を重視したセッティングにより、市街地で優れた走行性能を発揮する。

1986年に登場した250ccスクーター。快適な乗り心地や走行安定性、リアに設けられたトランク、そしてロー&ロングのスタイルなどが特徴。ただし、現在はすでに絶版。

電子制御式オートマチックトランスミッションを採用する、250ccのスポーティスクーター。マニュアル感覚で変速操作ができるS7モードなど多彩な機能が採用されている。
グリップしやすいダイヤモンドパターンと、指先を引っ掛けやすいワッフルパターンを適所に配した、いわゆるハーフワッフルタイプにデザイン性を加えたニューグリップ。つば部分とエンド部分には異なるコンパウンドを使い、グリップ性と耐久性を両立させているのが特徴となっている。

[ カラーバリエーション ]

[ 商品情報 ]
UFO/パルスグリップ
価格/2100円
[ お問合せ ]
TEL/0561-86-8301
[記事提供]
砲弾タイプ・ステンレス130φの高級感と迫力のスタイルが魅力のマフラー。ROSSO開発のトルクフルパイプを内蔵し、低中速の落ち込みをなくし全域に渡ってパワーアップを実現している。付属のインナーバッフルの脱着により二種類の音を楽しめる。

[ SPECIFICATIONS ]
商品名/M130砲弾マフラー
価格/29,400(税込)
適合/ホンダ フュージョン(MF02)
サイズ/サイレンサー 130φ・全長約400mm
音量/約90db(バッフル装着時・着脱可)
[ お問い合わせ ]
電話/0721-55-7234
コタニモータースのハイクオリティーなBLITZマフラーのショートタイプに、アドレスV125用がラインナップされた。ゴールドメタルのエンブレムが付いた高級感ある仕上がり。純正スタンドを使用でき、マフラーを装着したままオイルドレンボルトの着脱も可能。触媒機能が付いて新規制に対応した、これからの時代の高性能マフラーだ。

[ SPECIFICATIONS ]
商品名/BLITZマフラーS(ステンレス)
適合/スズキ アドレスV125(CF46A)
価格/49,350円(税込)
音量/90db


[ お問い合わせ ]
電話/0823-32-7265
大ヒットを記録したトライアンフ発の
ストリートファイターが完全リニュアル
それまでカスタム色の強かった “ストリートファイター” というジャンルをメーカーメイドとして仕上げることで、今の人気カテゴリとして確立した立役者が、1994年にトライアンフからデビューした、初代スピードトリプルだった。その後、排気量を 1050cc まで拡大した強力な並列3気筒エンジンを強靭なアルミフレームに搭載し、剥き出しの2灯ヘッドライトや片持ち式リヤアームなど、奇抜でアグレッシブなスタイリング纏うことで、トライアンフのアイデンティティを象徴する存在となったスピードトリプルは、実は世界中で累計6万5,000台以上のセールスを記録する、同社ナンバーワンの大ヒットモデルでもある。
今回、完全リニューアルされて登場した新型スピードトリプルは、エンジンパワーを強化するとともに軽量化を進め、新設計のシャーシを投入することで一段とスポーツ性能を高めているのが特徴だ。各メディアで評価の高いストリートトリプルRのハンドリングに人間工学的な要素を盛り込むなど、新時代のフラッグシップに相応しいフィーチャーが与えられている。
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新世代のシャーシと足回りが
さらなる高次元の走りを実現
トライアンフのネイキッドスポーツの中で、フラッグシップ的存在として今日のブランドイメージを築いてきたのがスピードトリプルである。同じ並列3気筒エンジンでも、ミドルレンジを担うストリートトリプル系が 675cc の程良いパワーとジャストサイズの車格であるのに対し、従来型は 1050cc の強烈なパワーと大柄な車体により、扱えるライダーを選ぶという一面もあった。今回のフルモデルチェンジにより、持ち前のパワーと力強いトルクを生かしつつ、後発のストリートトリプルRのような軽快なハンドリングと運動性能を併せ持つ新世代のネイキッドスポーツとして登場した。
際立った特徴は、完全新設計のシャーシである。アルミ鋳造フレームは剛性を最適化するとともにコンパクト化が進められ、エンジン搭載位置を3mm前方に移動し、7度前傾させて前輪荷重を増やすことにより、正確で安定感のあるハンドリングを実現。さらに片持ち式スイングアームの全長を 18.5mm 延長して路面追従性の向上を図りつつ、前後ホイールそれぞれ1kg以上の軽量化を含むトータル3kgの軽量化などにより、従来モデルのリア寄りの重量配分では成しえなかった高次元のコーナリング性能を実現している。
排気量 1,050cc 水冷並列3気筒DOHC12バルブエンジンは従来モデルを踏襲するものの、排気系の見直しと ECU の進化により、クラス最高レベルだったトルクを8%、パワーを5ps上乗せして 135ps にまで引き上げられている。
また、人間工学的な研究から、ライディングポジションをよりコンパクトかつライダーが運動しやすいデザインとすることで操作フィールを向上。サスペンションもフロントに φ43mm 倒立タイプ、リアにリンク式モノショックを装備。前後ともショーワ製のフルアジャスタブルタイプとし、ライダーの要求に応じた細やかなセッティングに対応している。ブレーキシステムにはレースシーンでも定評のあるブレンボ製4ピストン、4パッド対応のラジアルマウントキャリパー&ラジアルマスターシリンダーを装備。0.5mm薄肉化された φ320mm ダブルディスクにより、エンジンパフォーマンスに見合った強力かつプログレッシブな制動力を獲得している。
その他にもトライアンフでは初のイモビライザーを標準装備、多機能メーターにはサーキットユーザーを想定したギヤポジション表示機能やラップタイム表示機能、タイヤ空気圧監視システム(ディーラーオプション)などを備えるなど多様なスペック向上が図られている点にも注目したい。
スーパースポーツと
真剣勝負で張り合える
まず小さくなった。跨ってみるとそれを実感。バイクとのインターフェイス、つまり、ハンドル、シート、ステップの3点の距離が近くなった感じで、ライポジそのものがコンパクトになっている。ハンドル位置は以前にも増して低くなったが、タンクが短くなってハンドルが近くなった分、前傾はそれほどきつくはない。従来モデルはアングロ・サクソン体型を基準にしたと思える大柄な作りで、シートは高め、タンクにもボリュームがあったため、跨った瞬間から「これは手強いぞ…」と思わせるところがあったが、新型の場合、そんな気負いもなくすんなりと乗り出せる気分にさせてくれる。
スタイリングも従来にも増して個性的。丸目がツリ目になったり、と好き嫌いはハッキリ分かれるだろうが、よりクールに洗練されていることは確かだ。個人的には走りに不要なモノはすべて切り落としたような潔さに好感が持てる。バイク自体がちょっと若返った感じだ。
エンジンはパワフルだ。しかし、以前のようにドーンと背中をどつかれるような唐突さはなく、スロットル開けしなのツキはマイルドに洗練されている。中速域での重厚なトルク感は薄らいだがその分上昇感は増していて、より高回転まで引っ張る楽しさが出てきた。
タコメーターの上部にブルーの LED でシフトタイミングを知らせるインジケータがあり、4,000rpm から 5,000rpm にかけて点灯するのだが、それも一瞬のうちに通過してしまう。加速中はまず凝視することなど出来ないが、視界の片隅にチラッと入るだけで確認出来るので便利だ。最初は急かされるようでシフトタイミングが早い気もしたが、慣れてくれば、このトルクで普通に流すならミドルレンジが美味しいと思う。
どこまでも一定にトルクが出続けてくれるような、並列3気筒独特のスーパーフラットな出力特性なのだが、1050ccトリプルが真の実力を発揮するのは 7,000rpm から。トルクの波にうまく乗せると、なんと2速からでもパワーリフトが可能! これはリッタークラスのスーパースポーツでもなかなか出来ない芸当だ。
ハンドリングは軽快さの中にもしっとりとした安定感があり、コーナリングがとても楽しい。シャーシがコンパクトになり、ホイールが軽くなったためか、特にバネ下が軽い感じで、切り返しの俊敏さなどはとてもオーバーリッタークラスとは思えないほど。ネイキッドというよりはスーパースポーツのそれに近い感じだ。直立からフルバンク付近まで非常に素直で、コーナーではフロントを中心に一定の接地感を保ったまま綺麗にラインを描いてくれる。従来モデルは倒し込みと同時にフロントが切れ込み、立ちが強くなる傾向があったが、そうしたクセはきれいに解消されている。新型ではエンジン搭載位置を前方に移動し、スイングアーム長を伸ばすなど、まるでスーパースポーツと同じ設計思想で車体のディメンションをリニュアルしている。この走りっぷりも、そう聞けばさもありなん、といったところだ。
サスペンションも前後ともしなやかで良く動くのだが、STDのセッティングだとフロントが低いまま荷重が常にかかっている感じで、ブレーキングで沈み込み過ぎてしまう。そこで、プリロードを少しかけて伸び側ダンパーをやや弱めることでフォークの戻りを早くし、フロントを動的に高くすると、姿勢がフラットになって乗りやすくなった。好みもあるだろうが、せっかくフルアジャスタブル機構が付いているのだから、これを生かさない手はないだろう。
ブレーキも秀逸だ。「加速力」も凄いが「減速力」はもっと凄い。ブレンボ製のラジアルキャリパー&ラジアルポンプの威力は強力そのもので、ちょっとストリートでは使いこなせないほど。特にタイヤが冷えているときなどは扱いに注意してほしい。
ついつい走りのパフォーマンスばかりが目についてしまうが、スピードトリプルは欧州の香り漂うエレガントなマシンだ。街角に停めておくだけで絵になる。そんな “都会育ち” な雰囲気もまた魅力である。

価格(消費税込み) =
154万3,500円
163万8,000円(ABS装備モデル)
国内入荷の2011年モデルはファントムブラック、クリスタルホワイト、ディアブロレッドの3色をラインナップ。
■エンジン型式 = 水冷4ストローク並列3気筒 / DOHC4バルブ
■総排気量 = 1050cc
■ボア×ストローク = 79mm × 71.4mm
■最高出力 = 135PS/9,400rpm
■最大トルク = 111Nm/7,750 rpm
■トランスミッション = 常噛段6リターン
■サイズ = 全長2,086×全幅728×全高1,033mm
■シート高 = 825mm
■ホイールベース = 1,435mm
■車両重量 = 219kg(整備重量)
■タンク容量 = 17.5L
■Fタイヤサイズ = 120/70-17
■Rタイヤサイズ = 190/55-17

人と同じモノは好きではない。ライダーにはそんな性格の人が多いのではないだろうか。しかしミニバイクはカスタムパーツも多く、イジりだしたらキリがないカテゴリー。気になったパーツを無計画にセレクトしていった結果、マシン全体がチグハグになってしまうケースもある。それではどのようにオリジナリティを表現するのか。このゴリラのカスタムマシンは、コンセプトを「ゴージャス系」とすることで、見事にまとまりのある一台に仕上がっている。
艶かしい色に塗装されたタンクを筆頭に、レガスピード製アルミスイングアーム、オーリンズのXJR400用リアサス、ヨシムラのフルエキなどなど、それぞれのパーツは個性を主張するものばかり。他にもブレーキングのローターやスピットファイヤーのプラグ、アグラスのバックステップなど、目立たない部分まで一流のパーツが注ぎ込まれている。それでも寄せ集めたように見えず、お互いのパーツが巧くバランスされている。カスタムの方向性が定まっているおかげで、メーカーが異なるパーツ同士が見事に組み合わされているのが判るだろう。
カスタムを手掛けたM.B.S.komoは、依頼者の希望から世界に一台だけのマシンを造り上げる「オーダーメイド」的なカスタム屋。オーナーが楽しく乗るためにゴージャズを追い求めた結果、こんなにもハッピーなゴリラが生み出されたのだ。
国内入荷の2011年モデルはファントムブラック、クリスタルホワイト、ディアブロレッドの3色をラインナップ。
■掲載日/2011年02月24日 ■メーカー/トライアンフ
■投稿者/バイクブロス×マガジンズ編集部
■登場車両/【トライアンフ スピードトリプル】カタログを見る
■動画掲載記事/試乗インプレッション・レビュー トライアンフ スピードトリプル

モンキーと言えば多摩テックの遊具として親しまれ、公道仕様が発売されてからは唯一無二の存在として親しまれた名車のひとつ。ハンドルをコンパクトに折りたたみ車のトランクに入れて運べる"レジャーバイク"として、そして比較的ビギナーでもカスタムやチューンナップを楽しめる"イジられバイク"としても人気を博している。
その楽しみを存分に味わっているカスタムマシンがコチラ。オーナーは新車でこのモンキーを購入して以降、街を走り、ツーリングに出掛け、カスタムを施してはまた走るというバイクライフを送っている。少しずつ変化してきた車両は、乗るだけではなく、ただイジるだけでもない、走りを楽しむために多数のカスタムが施された。便利さが一目でわかるフロントキャリアの小物入れに始まり、106cc化に伴いオイルクーラーを追加。またロングスイングアームと幅広のハンドルバーに加え、レガスピード製のバックステップを採用することで、小柄なモンキーのインターフェイスを扱いやすいよう調整している。
乗ってナンボのオートバイだからこそ、実用を踏まえた上でカスタムを施し、走る楽しみを忘れない。そんなオーナーの想いが伺えるカスタムマシンだ。
国産の現行車となると、ほとんど選択肢がない125ccトレール。しかし、コンパクトなミッション車が欲しいという声は少なくない。そこでタイプの違う二人でヤマハXTZ125Eの乗り味や足着き、サイズなどを検証。

試乗ライダーのひとりはライターの三才はるな。身長156cmと小柄なので、足着きには常に苦労している。もうひとりはガルル編集部の田島真一。身長175cmと恵まれた体格なので、足着きに苦労した経験はほとんどない。まさに絵に描いたようなデコボココンビだ(笑)
三才は初心者・背が低い・非力。そんな「オフロード三重苦(言い過ぎ?)」のバイク乗りだが、縁あって今回のヤマハXTZ125Eを所有している「125ccトレール最高!」ライダー。乗り馴れているが故に、まったく違和感のない三才。だが、いっぽうで田島は違和感があったらしい。

田島「三才さんだとジャストフィットなんですね。でもぼくが跨るとヒザが曲がりすぎてしまう。だからポジションが窮屈に感じます。コーナーで足を出すときのモーションも大きくなるんです」。
三才「えっ! 私にはちょうどいいんですけど……。ベタ足着かなくても車体が軽いから、グラッとバランスが崩れたときなどリカバリーしやすいし。ほら、見た目もオフロードっぽいし(注:モトクロッサーのように無駄がない外観、と言いたいらしい)」。
田島「高速道路を利用できないのが弱ったところ。でも林道や街中くらいなら、パワーは充分。セルもある。ぼくは以前、このエンジンのセルなしであるTT-R125Lに乗っていました。振動が少なくて、回転数に関係なく扱いやすい。とても好きなエンジンです。レースに出たときは、扱いきれるパワーなので、マシンコントロールに集中できた。それはこのXTZ-Eも同じ。ただ、125は常用回転数が高いせいか、プラグの劣化が早かった気がします。ノーマルからイリジウムにすると、体感できるくらいパワーが上がりますよ」。
三才「近場への買い物とかにも、サクッと乗り出せる気軽さはライトウエイトならでは。リヤキャリアを装着すれば積載力もアップできる。標準がロード寄りオフロードタイヤだから、ブロックの持ちも良い。そうだ、ファミリーバイク特約など、フトコロに優しいのもポイントが高いですよね(笑)」。

ひと昔前に比べ、125ccのラインナップは少ない。だが、決してニッチな層に向けたカテゴリーでもない。「小さくて乗りやすい=初心者・女性にオススメ」なのに加え、最近の原付2種は個性的で、ファンライドを楽しめる懐の深さもある。XTZ125Eはオフロードの入り口であり、進もうと思えばダートの深みにも連れて行ってくれる。そして大人でも真剣に汗をかける。そんな万能トレールだ。

ペイントではなくデカールで車両をイメージチェンジできる、車種専用設計のグラフィックキット。車両1台分のグラフィックフルセットは、マシン全体をトータルなデザインでカスタム出来る。メーカーホームページに上手に貼り付けるコツも掲載中。
[ SPECIFICATIONS ]
商品名/グラフィックキット(ストロボ/コンプリート)
価格/32,550円(税込)
適合/ヤマハ TMAX 2008年以降

[ お問い合わせ ]
電話/042-575-9928
純白の帽体&内装と、“マルティーニ・ストライプ”と呼ばれるレッド/ライトブルー/ネイビーのカラフルなストライプは、ランチア、ポルシェなどに代表される Martini Racing を呼び起こす。

[ 編集部コメント ]
Martini カラーを見ただけで、イタリアンであり、レーシーな雰囲気を感じ取れるはず。こちらのモデルはイタリアでも販売数の少ないレアモデルとなっており、日本へも少数のみの入荷だそう。

[ SPECIFICATIONS ]
商品名/MARTINI
カラー/ホワイト
規格/JAPAN/SG、EU/CE ※高速道路使用可
重量/約1,000g(Lサイズ相当)
仕様/帽体/ABS、シールド/ポリカーボネート、内装/着脱・洗濯可
サイズ/M(57-58cm)、L(59-60cm)、LL(61-62cm)、3L(63-64cm)
価格/37,800円(税込)
[ お問い合わせ ]
住所/〒104-0061 東京都中央区銀座8-11-13 エリザベスビル1F
電話/03-5537-8567
営業時間/11:00~20:00
定休日/水曜

Dトラッカー125はモタードスタイルのスポーツバイクです。専用設計のコンパクトな車体に、シンプルで信頼性の高い125cc空冷単気筒エンジンを搭載し、フロントにはインナーチューブ径35mmの倒立フォークを、ホイールはフロント/リヤともに14インチサイズを採用。そのスタイリッシュなデザインも大きな特徴となっています。発売は2009年12月。カワサキからは時期を同じくしてデュアルパーパスモデルのKLX125も発売となっていますが、Dトラッカー125はKLX125のモタード版と理解して差し支えないでしょう。
エンジンには本格的な電子制御インジェクションが採用されていますので、寒い日の始動も安心ですし、標高の高い地域でもアイドリング制御が自動的に行われます。またエンジン出力は7.5kWと、このクラスとしては十分に満足のいく高性能を誇っています。カタログ上の定地燃費は2名乗車時で53.5km/Lです。車体周りのスペックに注目すれば、シート高は805mm、最小回転半径2.2mと、扱いやすいサイズであることが分かります。ブレーキは前後ともペタルディスクが採用され、放熱性とバネ下重量の軽減が図られています。初心者や小柄な体格のライダーでも不安なく扱える車体サイズ、燃費の良さ、手ごろな乗り出し価格や購入後の維持費など、様々なメリットが期待でできるのが125ccクラスです。Dトラッカー125は、その125ccクラスならではの特徴をしっかりと押さえながら、魅力的なデザインで仕上げてきています。通勤や通学からレジャーまで、幅広い用途に使えるスポーツバイクとなっているわけです。同クラスのスポーツバイクは、今となっては選択肢が少ないのが現状ですので、そういう意味でも注目すべき車種だと言えるでしょう。
発売当初に用意された車体色はエボニーとオリエンタルブルーの2タイプでしたが、2010年7月には車体色の変更が、10月には新色の追加が行われています。2011年2月現在はエボニーと2タイプのブライトホワイトが用意され、計3タイプのカラーバリエーションとなります。

スーパーモタードスタイルの車体に、4サイクル100ccのエンジンを組み込んだ入門者向けのバイク。国産ミニモタードの代表的モデルのひとつだが、すでに絶版となっている。

現在はイタリアに本拠を置くハスクバーナの125ccストリートモタード。楕円形状のクロモリフレームに、11kWの水冷2ストロークエンジンが搭載される。

韓国・ヒョースンの125ccスーパーモタード。エンジンは空油冷の2サイクル単気筒で、出力は10kW、タイヤサイズは前後とも17インチ。フィールドを選ばず多彩な走りが楽しめる。

「ローダウンであること」、「力強いロングボディであること」、「綺麗でメカニカルなこと」。
開発者が主眼としたのはこの3つのポイントでした。大排気量クラスに匹敵するサイズを誇るロー&ロングボディには、クラス唯一の空冷Vツインエンジンを搭載。'96年に登場した初代では最高出力33PS/7,500rpm、最大トルク3.3kgf・m/6,000rpmを発揮したほか、メッキシリンダーなどによる滑らかな回転上昇で走りも軽快そのもの、重厚感漂うボディからは想像もできないスポーツ性能も高く評価され、デビュー以来4年連続で国内小型二輪(251cc以上)の年間販売トップとなった実績があります。
人気の秘訣は「ロー&ロングの個性的なスタイル」「ゆっくり走っても様になる雰囲気」「カスタムの可能性」という3点に凝縮され、腰のあるサスペンションやコントロール性に優れたブレーキなどは、ストリートを流す楽しさはもちろん、長距離ツーリングやスポーティな走りを予感させるクオリティの高いもの。70度V型2気筒2バルブSOHCエンジンの鼓動感、力強い加速と高速時のゆったりとした乗り味は、フューエルインジェクションが組み合わされた現行モデルでも健在です。さらに長年培ってきたシャフトドライブ機構により、心地よい走行フィーリングとメンテナンスの省力化を合わせて実現。1インチハンドルバー、バターナイフ型のサイドスタンド、美しいタンクオンメーターなど造形美あふれるディテールも目を見張るもので、シリンダーヘッドカバーやクランクケース、シャフトドライブといった各部には上質なクロームメッキが施され、所有感を満たしてくれます。
ロングセラーを続けているだけあって、中古車市場でのタマ数は豊富。とくに販売台数が多かった'03年までの年式は探しやすく、30万円台から選べる状況にあります。デビュー後の変更点は、'00年にヘッドライトやタンクオンメーターを変更するマイナーチェンジを行い、2003年にイモビライザーを標準装備、'10年モデルからフューエルインジェクションを採用しています。今後も400クルーザークラスを牽引するモデルであることは間違いないでしょう。

ロー&ロングの車体に、52度のVバンク角を持つ水冷4ストV型2気筒エンジンを搭載。クラスレスな堂々とした重厚感とクラシカルなスタイリングにより人気を集める400クルーザー。

水冷45度Vツインを大柄でクラシカルな車体に搭載。インジェクション化された現行モデルではスポークホイール仕様のスタンダードのほか、キャストホイール仕様をラインナップしている。

ボリューム感あふれるクラシックスタイルで根強い人気を誇っていたカワサキの400クルーザー。バルカンドリフターなど派生モデルも存在し、中古車市場でも探せばまだまだ見つかる。
カスタムで多く見られるレーサーレプリカ仕様。これを作るという作業は、ある意味で難しく、ある意味で容易でもある。まず容易な面については、ベースモデルが市販車ベースである場合。同じ市販車をベースにできるという意味で、形状や背景も取り込んで行きやすい。1970~1980年代のAMAスーパーバイクレーサーは、その意味でモチーフに事欠かない。ストックシルエットという規定があって、市販車のシルエットを維持することが課されていた。そのために通常はレーサー化にあたって回転計以外は外してしまうようなメーターもケースは残さないといけなかったし、1970年代前半は排気系もSTDの形状を残すということで、カワサキZ1は4本出しのまま、中身を変えて工夫したEXを装備したほどだった。
難しい面については、細かい考証が挙げられるだろう。同じベース車であってもいつの、どのカテゴリーの、誰が乗った、どこで走ったというところまで細かく再現するのか(する必要があるのか)。素材や寸法までレプリカしたいなら、徹底的にやるのもいい。だが行き過ぎてもマニアックになるばかりで、ある程度の適当さが必要な場合もある。
いずれにせよ2000年代に入ってからはWEB環境の発達などによって、資料探しやパーツ/グラフィック製作といったこともラクにはなってきた。ただ、資料がどこまで正確なのかという判断力はより高めなければいけなくなった(又聞きなどでなく、一次情報の重要性がそれだけ増している)。
1980年代初等の“ローソンレプリカ”も、考証や解釈がさまざまあったものの、ようやく落ち着いた。市販車でのローソンレプリカはカワサキがローソンの1981/1982年AMAスーパーバイクチャンピオン獲得を記念して、それぞれの翌年となる1982/1983年型に市販した角タンクのZ1000R(Z1000R1とZ1000R2で、タンク上に記念ステッカーを貼付。ただし1983年型はローソンの世界GP参戦によるヤマハへの移籍との関係でそのステッカーの文字も“スーパーバイクレプリカ”となる)だ。だが、ローソン自身の1981年のチャンプ獲得時の愛機は、そのベースモデルとなる丸タンクのZ1000J(当地ではZ1000呼称)。さらにZ1000S(Z1000S1)は、1981年のZ1000Jローソン車のデッドコピーによって作られた市販レーサー(ローソンはほとんど使っていない)だ。
そうした意味でこのERKキヨナガ製Z1000Jカスタムを見てみると、カラーリングも含めて1981年のローソン“スーパーバイク”レプリカと言うことができる仕上がりだ。丸タンクに濃いめのライムグリーン、紺色のストライプ、ゴールドカラーのホイール。ヘッドライトもメーターも前述のストックシルエット規定によって形状は維持されているから、ゼッケンプレートがない程度と思っていい。
オーナー北園さんがモディファイを決意したのは、たまたま参加したサーキット走行会。そこで抱いたよりハイレベルな走りを実現したい、という北園さんの気持ちに応えるべく、キヨナガがまず行った作業は、足まわりの刷新だった。トリプルツリー+φ[38→]43mmインナーチューブのフォークは1997~ZRX1100、トラス形状のスイングアームはZRX(400)用で、前後17インチホイールはイタリア・テクノマグネシオ製。ホイールを社外品とし、他の大物を純正品とするパターンは純正流用でよく見られるものだが、いずれもローソンのスーパーバイクを意識しての選択だ。
とはいえ、北園さんとキヨナガはルックスの向上だけを考えたわけではない。全長が短かったZRX用フォークには、落ち着いたステアリング特性を得るためにフォーク延長キットを追加するなど、各部に適切な処置がなされているのだ。
一方のエンジンは、Z1000Jの直系後継で互換性もあるZ1100Rのピストン、同じくGPz1100用クランク+コンロッド、Z1000S1用バルブスプリングなどを組み込み、排気量は998→1089ccに拡大(この排気量では純粋にはローソンレプリカと呼べなくなるが、Z1000S1やGPz1100のパーツはローソンらのAMAレーサーを元に開発されたという側面があるから、背景を取り込んでいると言える)。このパワーの増加に対応するため、J系カスタムでは定番の左後部エンジンマウント補強も行い、エンジンのずれも予防している。
はっきりした考証と、当時の系列モデルパーツ、そしてその後に得られた技術や手法をしっかりと投入、当時の雰囲気を再現しながら現代的な性能を獲得した。それがキヨナガ製Z1000Jの実像と言っていいだろう。

宅配や郵便でお馴染みスーパーカブにカスタムを施すことで、おしゃれでポップなイメージに大変身する好例をご紹介しよう。手掛けたのはカブカスタムの代表的なショップ"マイウェイ"だ。この車両のテーマは「フレンチレディース」。レッグシールドを取り外し、アップハンドルにすることで軽快さが全面に表されているのが印象的だ。しかしこの車両の一体感は、細かい部分にまで拘り培われたセンスなくしては完成しない。
ベース車両には小径ホイールのリトルカブではなく、あえて大径17インチのスーパーカブを用いている。これにより車格は大柄なまま、タイヤやフレームのスリムなデザインが強調され、軽快なイメージをより強いものにしている。野暮ったく見えがちなフロントバスケットについても、フロントカバーのデザインやヘッドライトとの位置関係によりスマートに収まっているのだ。
なお、マイウェイでは新車をベースにカスタムやペイントを施す様々なプランが用意されている。今回紹介した「フレンチレディース」をベースに、ライダーの好みの色やパーツをチョイスすることも可能だ。ノウハウを蓄積している専門ショップに相談してみる事こそ、自分だけのオリジナルな一台を作り上げるための近道となるのではないだろうか。

“BIG-1”の愛称で親しまれた CB1000 SUPER FOUR のエンジンを拡大し、1998年にデビューしたのが初代 CB1300 SUPER FOUR です。その後、2003年にフルモデルチェンジを受け、この時に 20kg もの軽量化を達成。他にも排気音やエンジンの回転フィーリングなど、ライダーの心地よさを重視した改良が幅広く支持され、常に販売台数のトップをキープするベストセラーとして不動の地位を築いています。
フルモデルチェンジの際、最も重要視されたのがエンジン。伝統の並列4気筒という形式は踏襲しながらも、旧モデル比で約8kgも軽く仕上げられた他、電子制御燃料噴射装置も全面的に刷新。低回転から高回転まで俊敏なレスポンスが与えられ、シャープな味付けが施されました。重く安定志向だった初代 1300 が、この時に大きく方向転換し、軽くスポーティなモデルへと生まれ変わった、というわけです。しかも、08年モデルからは “IACV” (インテーク・エア・コントロール・バルブ)という新型スロットルバルブが搭載された他、エキゾーストパイプの取り回しも変更。これらの改良で、中低速域での扱いやすさがますます向上し、ビギナーでも不安なくライディングできるようになったことに注目が集まりました。安全性も高く、ABS を装着するグレードも用意されました。これは “コンバインド ABS” と呼ばれるもので、フットブレーキを踏むだけで前・後輪ブレーキが最適な配分で同時に作動。しかも、そのまま強く掛けすぎてもロックしないアンチロック機能とも連動するという高度な制御で、多くのライダーに安心感を与えたのです。こうした走りの機能の他、利便性も抜かりはなく、シート下には12L(ABS装着車は11L)ものスペース容量があり、ちょっとしたツーリングなら十分な積載量を確保。大型のグラブレールや盗難抑止装置、足付き性を高めたサイドカバーなど、様々な装備と機能がライダーをサポートしてくれる万能モデルなのです。
大きく分けて3世代、1000㏄と1300㏄を合わせると20年近くの歴史を持つため、中古車は豊富。とはいえ、完成度の高さと乗りやすさなら2003年モデル以降をじっくり探せば、満足のいく一台が見つかるでしょう。

GPZ900をモチーフにしたフロントカウルなど随所にカワサキらしさが散りばめられ、2008年に登場。クロスした6速ミッションやペタルディスクなど走りを重視している。

コンパクトな車体にトルクフルな水冷エンジンを搭載。ヨーロッパでのスポーティな走りに対応するため、国内のビッグネイキッドには珍しくモノショックを採用する。

今や貴重な空冷4気筒エンジンを搭載するモデルとして根強い人気。リアサスにはオーリンズを採用するなど、テイストだけでなく走りの質感も追及している。

ティアドロップ形状の燃料タンクや、クラシックイメージの前後フェンダーなど “バイクらしさ” を強調するオーソドックスなスタイリングを持つCB223S。コンパクトな車体は抜群の取り回しの良さを実現。足着き性も良好です。空冷単気筒 SOHC エンジンの排気量は 223cc と、軽二輪クラスの上限からすると小さめで、最高出力も 16PS とライバルと比べて少々控えめですが、車重が軽いこともあり必要十分な動力性能を備えています。
2007年の東京モーターショーに市販予定車として参考出品された CB223S は、翌2008年、ほぼそのままの姿で市販されました。CB223S は FTR223 をベースに開発されており、両車はエンジンやシャシーの基本コンポーネンツの多くの部分を共有しています。しかし、外装を乗せ替えただけの安易なバリエーションモデルではありません。フレームはロードスポーツとして求められる要素を考慮し、剛性バランスを最適化した専用設計。前後サスペンションも専用セッティングが施されています。吸排気のセッティングも異なり、街乗りやツーリングで多用する低・中回転域では、FTR223 に比べフラットなトルク特性となっています。ユーティリティ向上のため、燃料タンクは11Lの容量を確保。このように、マシンのキャラクターに合わせて、しっかりとした作り込みがなされているのです。
発売当初はストライプカラーが3タイプ、ツートーンカラーが2タイプの計5タイプのカラーリングが存在しましたが、2010年にラインナップを刷新。2011年モデルはストライプが1タイプ、ソリッドが2タイプの計3タイプに集約されています。さらに新車価格が5万円近く引き下げられました。発売からさほど年月が経過していないため、中古車の流通量はそれほど多くありません。また、新車価格が安いので、中古車のお買い得感もやや弱めです。しかし発売開始から3年余りが経ち、そろそろ乗り換えを考えるオーナーも増え、中古車両も増えてくることでしょう。コミューターとして、エントリーモデルとして、注目したい一台です。

小さく軽い車体による取り回しの良さで、シティコミューターとしても高い評価を得ていた初代セローと基本コンポーネンツを共有。ヴィンテージオフローダー的スタイリングが魅力。

250ccシングルロードバイクST250の、装備が豪華な上級バリエーションとして登場したが、インジェクション化と同時にST250Eにモデルを統一。キャブ仕様車は始動方式がセル/キック併用。

1992年発売の初期モデルから基本構成が変わらないロングセラー、2007年にインジェクション化された。キャブ時代には、シートやブレーキが異なる、バリエーションモデルも存在した。

2011年2月から発売が始まった W800 は、1999年のデビュー以来、ロングセラーモデルとして多くのライダーに愛用されてきた W650 の後継車です。最大の注目点は、昔ながらのキャブレターから現代的なインジェクションに変更された気化器と、排気量が約 100cc 拡大された OHC2 バルブ並列2気筒エンジン。メーカーが公表する数値を見ると、最高出力は W650 とまったく同じですが、最大トルクは 0.8kg-m 向上すると同時に発生回転数が 5,000→2,500rpm にまで引き下げられ、扱いやすさが格段に向上しています。また、W650 は以前から1960~70年代のクラシックツインと同質の鼓動感が味わえるモデルとして知られていましたが、排気量が増加した W800 はその点も強化され、従来型より濃厚な鼓動感が味わえるようになっています。
車体は基本的に W650 を踏襲しており、スチールダブルクレードルフレームやフロント19/リア18インチのホイール、各部にクロームめっき加工やバフ研磨したパーツなどを採用する点はそのまま。ただし、欧州市場への輸出を前提にショックユニットの設定を見直したり、ガソリンタンクに水転写デカールによるグラデーションカラーを採用したり、メーターをクラシカルな雰囲気に変更したりといった、細かな熟成が行われています。なおオプションパーツが豊富に準備されるのも W800 ならではの特徴で、中でもビキニカウルとシングルシートを組み合わせた “Café Style” セットは、車両購入と同時に入手するオーナーが多いようです。
発売から年月が経過していないため、W800 の中古はまだまったくと言っていいほど市場に存在しません。しかしその一方で、先代モデルの W650 の中古車相場は徐々に下がりつつあります。マシンの完成度という点で見れば、最新の W800 に軍配が上がるのは事実ですが、自分なりに手を加えてカスタムを楽しみたいというなら、あえて W650 を選ぶのもアリかもしれません。

1999年のデビュー以来、国産車唯一のクラシカルツインとしてロングセラーを記録。2001年には車体各部の寸法が変更され、2006年からは弟分のW400も併売。

往年の名車を2001年に復活させたトライアンフは、後にスラクストンやスクランブラーといった派生車を追加。エンジンはいずれも865ccのDOHC4バルブ並列2気筒。

縦置きVツインを主軸とするモト・グッツィのエントリーモデルは、1200cc系とは一線を画する扱いやすさが魅力。スタイルのモチーフは1970年代のV7スポルト。
ステッピングモーター採用の電気式タコメーターキット。左右どちらにも取付でき、ライディングポジションから見易い位置にメーターを配置可能。フューエルインジェクションモデル専用のハーネスが付属し、取り付けも容易に行うことが出来る。

[ SPECIFICATIONS ]
商品名/タコメーターキット(FIモンキー専用)
適合/ホンダ モンキー(2009年・FIモンキー)
価格/18,900円(税込)

[ お問い合わせ ]
電話/0120-819-182
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