レトロバイク・グラフティ第158回 HONDA XLR250 BAJA 1987年

掲載日:2025年08月20日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

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大きなデュアルヘッドライトが特徴!
過酷なレース“BAJA1000”が名前の由来

1985年にホンダから“アドベンチャー・ランドツアラー”オフロードバイク、XLR250Rが登場した。吸・排気効率と燃焼効率を生むRFVC(放射状4バルブ方式燃焼室)システム、空冷4サイクル単気筒エンジンを搭載。プロリンクサス、真っ赤なエンジン、ゴールドのスイングアームとホイールなどが特徴だった。

翌年、1986年モデルチェンジ。不評だった赤エンジンはシルバーへ変更。セミダブルクレードルフレーム、スリムなタンクなど徹底した軽量化によって乾燥重量111Kgまでシェイプアップ。リアサスペンションは好みや走行条件に合わせ12段階に調節できる機構を装備するなど、充実した内容から人気のオフロードモデルとなった。

このモデルをベースにエンデューロモデルとして生まれたのがBAJA (バハ)。ちなみにBAJAは、砂漠を舞台としたパリダカ―ルラリーと並ぶ過酷なレース「バハ1000」が開催される、アメリカのバハカリフォルニア半島が由来。

特徴は35/35Wの大型丸形デュアルヘッドライト、ウレタン製ハンドルプロテクター、ライトの照り返しを防ぐツヤ消し塗装フロントフェンダー、リアデスクブレーキ、大型テールバックなど。大きなデュアルヘッドライトはインパクト大で、オフ車好きでなくても、記憶している人は多いはず。

ポテンシャルの高さと個性的なルックスから人気となったBAJA。仕様やカラーリング変更をしながら94年まで継続販売。95年からはXR250BAJAへチェンジ、タンク容量の拡大や足回りの熟成化、マイナーチェンジをしながら2003年まで生産された。

ホンダ XLR250 BAJA スペック
  • ■サイズ/全長 2,165mm×全幅 860mm×全高 1,190mm ■エンジン/4ストローク単気筒■排気量/249cc ■最高出力/28ps/ 8,500rpm ■最大トルク/2.5kgf・m/7,500rpm ■変速機形式/リターン式・6段変速

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