HOW to CAMP TOURING!! キャンプツーリングの注意するポイント

掲載日:2018年11月20日アウトドア

文・写真/BMWBIKES編集部 記事提供/BMWBIKES編集部

キャンプツーリングの流れを知り注意するポイントを押さえる

キャンプは通常のツーリングと時間の配分が違う。ざっくりスケジューリングすると、

自宅で道具確認パッキング(8:00)→
ツーリング途中に食材の買い出し(14:00)→
キャンプ場イン・支払い(15:00)→
キャンプ地選択・トイレと雨天確認(15:20)→
テント設営と寝床用意(16:00)→
火床設営と薪拾い(16:30)→
調理・食事(17:00)→
消火・就寝(22:00)→
起床・朝食(7:00)→
撤収・パッキング・ゴミ拾い(8:20)

のような項目になる。できるだけ明るいうちにキャンプ場に着き、夕方には食事を始めたい。

買い出しの注意点

食材は、キャンプ場に着く前に大きめの町のスーパーで行なうのが一般的だ。キャンプ場はその多くが山の中やへき地にあるので、近くに食料を入手できる店は少ないと思って間違いない。調理にはガスバーナーや焚火の熱源が使えるので、焼肉や干物など焼くだけで簡単に食べられるものがおすすめ。注意したいのは夏。キャンプ場までの間に食料が傷んでしまうこともあるから冷凍の枝豆やうどん、チャーハンなどを一緒に買い、生ものとソフトクーラーで保管すると鮮度を保つことができる。

炊事場、トイレ、荒天回避の確認

キャンプ場に到着し、受付を済ませたらいよいよサイトに向かう。ここで気を付けたいのは、トイレと炊事場の位置。景色のいい場所にテントを張りたい気持ちはわかるが、トイレまで遠い位置にテントを張ってしまうと、後々非常に面倒な思いをする。また水を汲んだり、食器を洗うなど、炊事場の位置も確認しておきたい。そして可能なら、夜中に逃げ込める建物や東屋があるかどうかも、確認したいところ。例えば就寝後に天候が荒れ始め、暴風雨になってテントが倒壊するなんてことも実際にあるからだ。

撤収の鉄則

翌朝起きて、朝食を済ませたら撤収作業に入る。このときに必ずやっておきたいのが、テントや寝袋をしっかり干して乾かすということ。雨が降らなくても、夜露や結露によってテントの内側や、グランドシートの下は濡れていることが多い。これを濡れたまま収納しておくと、あっという間にカビが繁殖して、次に使う際に非常に不快な思いをすることになるのだ。

テントとバイクは少し離す

キャンプツーリングのイメージで、テントのすぐ横にバイクを置いている写真を見るがあれは間違い。なぜなら夜中に雨が降りサイドスタンドがめり込んでバイクがテントに倒れる可能性があるからだ。雨の中、寝ていたら愛車の下敷きになるなんてシャレにならない。だからバイクはテントに干渉しない位置に。そしてサイドスタンドには石をかませるなどの転倒防止対策を。またテントのファスナーを開けて見える所に置けば、いつでもバイクを確認できるので安心だ。

※この記事は『BMWバイクス vol.84』に掲載された内容を再編集したものです。